特許
J-GLOBAL ID:200903049521852563

円周方向リード係止装置を備えた縫合スリーブ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-532896
公開番号(公開出願番号):特表2001-510362
出願日: 1998年01月09日
公開日(公表日): 2001年07月31日
要約:
【要約】移稙可能なカテーテルまたはリードを患者の静脈またはその下の組織に結さくするのを容易にする縫合スリーブはスリーブ本体を貫通するリード本体及び係止位置と解放位置との間を手動にて起動可能な移動可能な係止部材を収容する長手方向のスリーブ貫通孔を有している。移動可能な係止部材の貫通孔は、スリーブ本体の貫通孔と整合しており、移動可能な係止部材及び横断方向チャネルは該移動可能な係止部材を解放位置へ付勢するような形状にされている。係止部材はスリーブ貫通孔に対してスリーブ本体を横断して横方向に伸長する横断チャネル内を係止方向へ横方向に移動可能な係止部材貫通孔を低減してリード本体を圧縮し且つその円周の周りに伸長する帯域内で比較的均一な圧力を付与してリード本体のせん断応力を最小限のものとする。係止位置はスリーブ本体上の嵌め合い固定係止デントと移動可能な係止部材上の移動可能な係止デントとを係合することで維持される。好適には鉗子の顎を介して、解放力を一方の側のスリーブ本体横断方向チャネルの固定レールと、スリーブ本体の他方側の横断方向チャネルを貫通して伸長する係止部材側の移動自在のレールに付与すると、係止デントが解放されて係止部材がチャネル内を解放位置に向かって横方向に移動可能となって係止部材が解放される。係止部材が係止位置及び解放位置双方にある時には、係止部材貫通孔がほぼ横断チャネル方向に細長くされたスリーブ本体の長手方向貫通孔と同心状に整合して、いずれの位置においてもリード本体の屈曲を最小限にしている。
請求項(抜粋):
所定の外径を有する可撓性の、細長い構造体を患者の人体組織に固定するようにされた縫合スリーブにおいて、 前記細長い構造体の前記外径に嵌合すると共に収容する寸法にされた長手方向の貫通孔を有して、前記細長い構造体状を相対移動するのを可能にされたスリーブ本体であって、前記長手方向貫通孔に交差する横断方向のチャネル及び横断方向チャネル開口部を有するスリーブ本体と、 前記横断方向チャネル内で解放位置と係止位置との間を移動可能であり、該係止位置及び解放位置において、前記細長い構造体の前記外径を収容するような寸法にされた貫通孔径を有する長手方向係止部材貫通孔を有する係止部材とを備え、 前記係止部材は、係止方向に所定の係止力を加えることにより移動すると同時に前記解放位置から移動し、その貫通孔径が所定の外径を超え且つ前記係止部材と前記スリーブ本体が、前記細長い構造体上を前記係止位置まで相対移動するのが可能となり、前記係止部材貫通孔径がその円周の周りでほぼ均一に前記所定の径より小さくなるまで縮径され、それにより、前記係止部材貫通孔内の前記細長い構造体の外側表面の周りに比較的均一に力を加え、前記縫合スリーブと前記細長い構造体との相対移動に対する摩擦抵抗を増大するように構成した、 ことを特徴とする、縫合スリーブ。

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