特許
J-GLOBAL ID:200903049595225552

ジハロゲン化フェロセン及びその製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-530688
公開番号(公開出願番号):特表平11-503439
出願日: 1996年04月02日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】本発明は、式(I)の化合物{式中、R1はC1-C8アルキル、フェニル又はフェニルであって1〜3のC1-C4アルキル又はC1-C4アルコキシ置換基により置換されたものであり;R2とR3は互いに独立して水素又はC1-C12アルキルであり;そしてHal は、F,Cl,Br又はIである。}に関する。式(I)の化合物は、同じく本発明の対象である式(III)の化合物{式中、R1,R2,R3とHal は先に定めたものであり;R10とR11は同じか又は異なり、そしてC1-C12アルキル、C5-C12シクロアルキル、フェニル、C5-C12シクロアルキルであってC1-C4アルキル又はC1-C4アルコキシにより置換されたもの、又はフェニルであって1〜3のC1-C4アルキル、C1-C4アルコキシ、-SiR4R5R6、ハロゲン、-SO3M、-CO2M、-PO3M、-NR7R8、-〔+NR7R8R9〕X-又はC1-C5フルオロアルキル置換基により置換されたものであり;又は-PR10R11基は、式(IV,IVa,IVb又はIVc)の基であり;R4,R5とR6は互いに独立してC1-C12アルキル又はフェニルであり;R7とR8はH,C1-C12アルキル又はフェニルであるか又はR7とR8は一緒になってテトラメチレン、ペンタメチレン又は3-オキサ-1,5-ペンチレンであり;R9はH又はC1-C4アルキルであり;MはH又はアルカリ金属であり;X-は1塩基酸のアニオンである。}の貴重な中間体である。式(III)の化合物は、それ自体、シリル化されたフェロセニルジホスフィン及びそれらの金属錯体のための重要な中間体である。シクロペンタジエニル環にシリレン基を介して結合された有機基を含むフェロセニルジホスフィンは、無機及びポリマー有機担体上で簡単に固定化されることができ、又は重合性基の導入後に、共重合によっても固定化されることができる。ロジウムとイリジウムと、これらの固定化されたフェロセニルジホスフィン・リガンドは、炭素-炭素、炭素-窒素又は炭素-酸素2重結合の光学選択的水添において高く活性な触媒として使用されることができる錯体を形成する。
請求項(抜粋):
以下の式(I):{式中、 R1は、C1-C8アルキル、フェニル、又は、フェニルであって1〜3のC1-C4アルキル又はC1-C4アルコキシ置換基により置換されたフェニルであり; R2とR3は、互いに独立して、水素又はC1-C12アルキルであり;そして Hal は、F,Cl,Br又はIである。}により表される化合物。
IPC (2件):
C07F 17/02 ,  B01J 31/22
FI (2件):
C07F 17/02 ,  B01J 31/22 Z
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開平4-297471
  • 特開平4-283521

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