特許

J-GLOBAL ID：200903049601200222

フッ素含有水の処理方法

発明者： 大見 忠弘 ,  原田 宙幸 ,  古川 征弘 ,  一柳 直人 ,  三木 正博 ,  福留 敏郎 ,  前野 又五郎
出願人/特許権者： 栗田工業株式会社 ,  橋本化成株式会社
代理人 (1件)： 重野 剛
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-052467
公開番号（公開出願番号）：特開平5-253576
出願日： 1992年03月11日
公開日（公表日）： 1993年10月05日
要約：

【要約】【目的】 フッ素含有排水の処理において、発生汚泥量の低減、処理薬品量の低減及び処理水質の向上を図ると共に、フッ素の効率的な回収を可能とする。【構成】 フッ素含有水を炭酸カルシウム充填槽2,3に通水し、流出水を循環槽4に導入する。循環槽4内の水を膜分離装置5に導入して、炭酸カルシウム充填槽3から流出した炭酸カルシウム結晶を含む濃縮水と透過水とに分離する。濃縮水を循環槽4に返送する。循環槽4の水の一部又は濃縮水の一部を炭酸カルシウム充填槽2に返送する。【効果】 処理薬品は基本的にはCaCO3 だけであり、PAC等を必要としないので薬品コストが低い。発生汚泥はCaF2 のみであり、大幅な減容化が図れる。回収CaF2 は高純度であるので、HF原料として再利用可能である。CaCO3 塔へ循環槽の水又は濃縮水の一部を返送することにより、含有される微粒子状のCaCO3 で高効率にてCaF2 を生成させることができる。

請求項（抜粋）：

フッ素含有水を炭酸カルシウム充填槽に通水し、フッ素をフッ化カルシウムとして固定すると共に、炭酸カルシウム微粒子を含む流出水を循環槽に導入する工程、該循環槽内の水を膜分離装置に導入して、透過水と、前記炭酸カルシウム充填槽から流出した炭酸カルシウム微粒子を含む濃縮水とに分離する工程、該濃縮水を循環槽に返送する工程、及び前記循環槽の水の一部又は上記濃縮水の一部を前記炭酸カルシウム充填槽に返送する工程、を備えることを特徴とするフッ素含有水の処理方法。

IPC (4件)：

C02F 1/58 ,  C02F 1/28 ,  C02F 1/44 ,  C02F 9/00

引用特許：

審査官引用 (3件)

• 特開昭50-010798
  
• 特開昭54-007762
  
• 特開平3-118897