特許
J-GLOBAL ID:200903049635478629
狭帯域音声信号の周波数帯域拡張回路
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-089926
公開番号(公開出願番号):特開平9-258787
出願日: 1996年03月21日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】帯域が制限された電話回線を介して受信した狭帯域音声信号の音声品質の改善を図る。特に、周波数帯域特性を拡張して送信側音源に近くなるようにする。【解決手段】受信信号を標本化した狭帯域信号Aを低周波帯信号生成手段2に入力し、自己相関関数を計算しその最大振幅値から周期Tと振幅情報を求め、周期T毎に切出した信号に、狭帯域の下限周波数を遮断周波数とするLPF処理を施して低周波数の信号Bを得る。上記の周期Tと振幅情報から音源波形を生成し、HPF処理を施して高周波帯の信号Cを得る。これらの信号A,B,Cと無声音の高周波成分信号Dを加算することにより広帯域の音声信号が得られるように構成した。
請求項(抜粋):
下限の周波数と上限の周波数によって帯域幅が制限された狭帯域音声信号を入力とし、拡張しようとする周波数帯域の最高周波数の2倍以上の標本化周波数で標本化した信号Aを出力する標本化回路と、該標本化回路から出力される前記信号Aの振幅を平方根特性で圧縮し、自己相関関数を計算し、その自己相関関数波形からその周期Tを決定し、該自己相関関数波形から該周期Tに相当する波形信号を切り出し、次に該周期Tだけシフトして自己相関関数波形を計算し、周期の決定、波形の切り出しを行い、この動作を反復して自己相関関数波形の1周期の波形が連続した波形信号を求め、この波形信号を前記下限周波数を遮断周波数とする低域通過フィルタで処理することにより前記下限周波数より低い周波数帯域の信号Bを出力する低周波数帯信号生成手段と、該信号Bと前記信号Aを加算したのちアナログ信号に変換するD/A変換手段とを備えて、前記狭帯域音声信号に前記下限周波数より低い周波数帯域信号が加えられた音声信号が再生できるように構成されたことを特徴とする狭帯域音声信号の周波数帯域拡張回路。
IPC (3件):
G10L 7/02
, G10L 9/08
, H04M 1/00
FI (3件):
G10L 7/02 D
, G10L 9/08 B
, H04M 1/00 H
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