特許
J-GLOBAL ID:200903049658125596

熱可塑性樹脂組成物およびその成形体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-347190
公開番号(公開出願番号):特開平6-049301
出願日: 1992年12月25日
公開日(公表日): 1994年02月22日
要約:
【要約】【構成】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、融点が280°C以上のポリアミド(A)、特に好ましくは融点が300°Cを超える特定の芳香族ポリアミド(A-1)、特定の変性重合体(B)、分子量が500以上でTGA10%減量温度が300°C以上であるヒンダードフェノール系酸化防止剤(C)および分子量が600以上でTGA10%減量温度が280°C以上である硫黄系酸化防止剤(D)からなる。また、本発明の成形体は上記熱可塑性樹脂組成物から形成される。【効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、優れた熱安定性を有している。
請求項(抜粋):
(A)融点が280°C以上のポリアミド、(B)グラフト変性α-オレフィン重合体、次式[III]または[IV]で表される環状オレフィンの開環重合体のグラフト変性物あるいは該環状オレフィンとエチレンとの付加重合体である環状オレフィン共重合体のグラフト変性物、グラフト変性芳香族ビニル系炭化水素・共役ジエン共重合体またはその水素化物、および、カルボキシル基とカルボン酸金属塩とを側鎖に含むエチレン系共重合体よりなる群から選ばれる少なくとも一種類の変性重合体、(C)分子量が500以上であり、かつ空気中で測定した熱重量分析曲線における10%減量温度が300°C以上であるヒンダードフェノール系酸化防止剤、および(D)分子量が600以上であり、かつ空気中で測定した熱重量分析曲線における10%減量温度が280°C以上である硫黄系酸化防止剤からなる酸化防止剤からなる樹脂組成物であり、該ポリアミド(A)および変性重合体(B)の合計100重量部に対して前記変性重合体(B)が2〜100重量部の範囲内の量で含有されていることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物;【化1】・・・[III][式[III]中、nは0または1であり、mは0または正の整数であり、rは0または1であり、R1〜R18ならびにRaおよびRbは、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原子もしくは基を表し、R15〜R18は、互いに結合して単環または多環の基を形成していてもよく、かつ該単環または多環の基が二重結合を有していてもよく、また、R15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン基を形成していてもよい];【化2】・・・[IV][式[IV]中、pおよびqは0または1以上の整数であり、mおよびnは0、1または2であり、R1〜R19は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素基およびアルコキシ基よりなる群から選ばれる原子もしくは基を表し、R9が結合している炭素原子とR13が結合している炭素原子またはR10が結合している炭素原子とR11が結合している炭素原子とは直接あるいは炭素原子数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また、n=m=0のときR15とR12またはR15とR19とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していてもよい]。
IPC (6件):
C08L 23/26 LDA ,  C08K 5/13 KKW ,  C08K 5/36 KLA ,  C08L 51/04 LLB ,  C08L 51/06 LLE ,  C08L 77/00 LQS
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-053870
  • 特開昭63-105057

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