特許
J-GLOBAL ID:200903049705631896

ポリビニルエステル系重合体のケン化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩見谷 周志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-173607
公開番号(公開出願番号):特開平8-012721
出願日: 1994年07月01日
公開日(公表日): 1996年01月16日
要約:
【要約】【構成】ポリビニルエステル系重合体を一般式(1):【化1】〔式中、 R1 、 R2 、 R3 、 R4 及び R5 は、同一の又は異なる、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、ベンジル基、炭素原子数1〜8のヒドロキシアルキル基又は炭素原子数1〜8のシアノアルキル基であり;但し、 R2 と R3 は結合して一緒にアルキレン基を形成していてもよく; R4 と R5 は結合して一緒にアルキレン基を形成していてもよい〕で表されるグアニジン化合物を触媒としてケン化する、ポリビニルエステル系重合体のケン化方法。【効果】酢酸ナトリウム等の不純物を含まない、品質の良好なポリビニルエステル系重合体のケン化物を得ることができる。
請求項(抜粋):
ポリビニルエステル系重合体をケン化触媒の存在下で反応させ、それにより該ポリビニルエステル系重合体中のビニルエステル単量体単位の少なくとも一部をビニルアルコール単量体単位に変換する工程を有する、ポリビニルエステル系重合体のケン化方法において、前記のケン化触媒が、一般式(1):【化1】〔式中、 R1 、 R2 、 R3 、 R4 及び R5 は、同一の又は異なる、水素原子、炭素原子数1〜8のアルキル基、ベンジル基、炭素原子数1〜8のヒドロキシアルキル基又は炭素原子数1〜8のシアノアルキル基であり;但し、 R2 と R3 は結合して一緒に直鎖状もしくは分岐した炭素原子数2〜6のアルキレン基を形成していてもよく; R4 と R5 は結合して一緒に直鎖状もしくは分岐した炭素原子数2〜6のアルキレン基を形成していてもよい〕で表されるグアニジン化合物であることを特徴とするケン化方法。

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