特許
J-GLOBAL ID:200903049743995168

光線追跡のための交点探索装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-201063
公開番号(公開出願番号):特開平11-353496
出願日: 1998年06月10日
公開日(公表日): 1999年12月24日
要約:
【要約】【課題】カスタムVLSI技術によって低コストで実現することが可能な、光線追跡法によって動画として見えうるほど高速に画像を生成するために必要な交点探索装置を提供することを目的とする。【構成】光路上のボクセルを見い出すボクセル追跡部2と、交差計算を行う交差計算部3と、出力バッファ4より構成され、各部はパイプライン処理によって1クロック周期ごとに1つの光線パケットを処理する。ボクセル追跡部2は、階層化された3次元格子に対して、ボクセル平面集合(スライス)単位の並列処理を行う。また、3つの2次元DDAを並行に実行する3次元DDAよって浮動小数点演算を使わずに光線と交差を持つボクセルを見い出す。さらに、交差計算の重複除去を実現するために、各ボクセルに含まれる物体の集合とその近傍に位置するボクセルに含まれる3次元物体の集合との包含関係によって定められる情報を利用する。
請求項(抜粋):
3次元仮想空間内に定義された3次元物体群の各種情報に基づき、光線の各種パラメータを入力として受け取り、前記3次元仮想空間内に六面体のボクセルを要素とする1つまたは複数の3次元格子を設定し、前記光線と前記3次元物体群との交点情報を出力する装置において、前記ボクセルの夫々について当該ボクセルに含まれる3次元物体との交差計算の必要性を示す情報を記憶する1つまたは複数のボクセル情報記憶手段と、前記ボクセル情報記憶手段より前記交差計算の必要性を示す情報を読み出し、前記光線と交差し、かつ交差計算の必要性があると見なされるボクセルのインデックスを出力する1つまたは複数のボクセル追跡回路と、を備え、前記ボクセル情報記憶手段は、それぞれ異なるアドレスによって読み出しが可能な複数のバンクを有し、前記3次元格子の夫々におけるどの座標軸に関するどのボクセル平面集合も前記バンクのうちの少なくとも1つに配置され、前記ボクセル追跡回路は複数のボクセル追跡ユニットを有し、該ボクセル追跡ユニットの夫々は、前記光線の方向ベクトル成分の絶対値が最大となる座標軸に関するボクセル平面集合群のうち予め決められたいくつかのボクセル平面集合を担当し、該予め決められたいくつかのボクセル平面集合に含まれかつ前記光線と交差を持つボクセルを、漏れなく特定する機能を有することを特徴とする交点探索装置。
IPC (2件):
G06T 15/00 ,  G06T 15/50
FI (2件):
G06F 15/72 450 K ,  G06F 15/72 465

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