特許
J-GLOBAL ID:200903049758630751

ジメチルエーテル燃料使用ディーゼルエンジン燃料システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-266209
公開番号(公開出願番号):特開平11-107872
出願日: 1997年09月30日
公開日(公表日): 1999年04月20日
要約:
【要約】【課題】 ディーゼルエンジンにおいてジメチルエーテル(DME)を燃料として使用する場合、DMEの漏洩を防止すること。【解決手段】 燃料タンク、電磁弁、昇圧ポンプ、圧力センサからなるDME燃料システムであり、燃料タンク内圧、燃料リターンパイプ内圧及び大気圧の3つの圧力を検知して、吸着剤を採用することにより、殊にエンジン停止時の燃料の大気拡散ならびにエンジン燃焼室内の漏洩を有効に防止する電子制御式のDME燃料使用ディーゼルエンジン燃料システム。
請求項(抜粋):
圧力センサ(13)を備えた燃料タンク(1)、昇圧ポンプ(3)、エンジン(5)の噴射ノズル、燃料タンク〜昇圧ポンプ間を結ぶパイプに設けらけたタンク電磁弁(2)、昇圧ポンプ〜エンジンの噴射ノズル間のパイプに設けられた燃料電磁弁(4)、エンジン(5)の噴射ノズル〜燃料タンクを結ぶ燃料リターンパイプに設けられた圧力センサ(8)、三方電磁弁(9)、及びエンジンから燃料タンクへ向う流れのみを許容する逆止弁(12)から形成される基幹ループと;エンジン(5)の上流側と下流側との間に電磁弁(14)を介して設けられたバイパスと;エンジンの吸気による負圧発生手段(7)付き吸気管(6)と;三方電磁弁(9)の一つの出口からの燃料を吸着するための吸着剤収容タンク(10)と;吸着剤収容タンク〜吸気管間を結び吸着剤から脱着される燃料を吸気管の負圧発生手段の位置へ循環させる吸入電磁弁(11)付き循環路と;から構成されるジメチルエーテル燃料使用ディーゼルエンジン燃料システムであって:エンジン始動時にはバイパスの電磁弁(14)を閉じた状態としタンク電磁弁(2)、燃料電磁弁(4)、吸入電磁弁(11)がすべて開かれ、三方電磁弁(9)がエンジンの噴射ノズルから燃料タンクへの燃料流動を許容する弁位置とされ、昇圧ポンプ(3)が作動され、スタータモータで吸気管内に負圧を発生させる状態として、吸着剤から脱着された燃料が吸気に混入されるようにし、燃料が燃料タンク(1)からエンジンの噴射ノズルへ供給され、エンジンが回転を続け、噴射ノズルからのオーバーフロー燃料は基幹ループで燃料タンクへ戻り;エンジン停止時の初期にはタンク電磁弁(2)、燃料電磁弁(4)が閉じられ、昇圧ポンプ(3)が停止され、エンジン(5)が停止し、バイパスの電磁弁(14)が開けられて、燃料電磁弁(4)とエンジン(5)の噴射ノズルの間の残留燃料をエンジン(5)の噴射ノズルの下流側の基幹ループへ流入させ燃料システム中のその他の残留燃料と共に燃料タンク(1)へ戻し、次いで基幹ループ中の圧力センサ(8)の出力値と燃料タンクの圧力センサ(13)の出力値が同等となったときに三方電磁弁(9)がエンジン(5)の噴射ノズルから吸着剤収容タンク(10)へ向かう残留燃料の流動を許容する弁位置に切り換えられ、吸入電磁弁(11)が開かれたままとされ、残留燃料が吸着剤に吸着されるようにし、圧力センサ(8)の出力値が大気圧と同等になったときには吸入電磁弁(11)及びバイパスの電磁弁(14)を閉じて、次のエンジン始動に備えるように制御する電子制御装置を備えていることを特徴とするジメチルエーテル燃料使用ディーゼルエンジン燃料システム。
IPC (4件):
F02M 37/00 ,  F02D 1/02 311 ,  F02D 45/00 301 ,  F02D 45/00
FI (5件):
F02M 37/00 J ,  F02M 37/00 C ,  F02D 1/02 311 A ,  F02D 45/00 301 A ,  F02D 45/00 301 M

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