特許
J-GLOBAL ID:200903049771426292

紙料を構成するパルプの種類別重量含有率の測定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河澄 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-323004
公開番号(公開出願番号):特開平5-157746
出願日: 1991年12月06日
公開日(公表日): 1993年06月25日
要約:
【要約】【構成】 測定対象たる紙料に対して、メカニカルパルプとケミカルパルプを染色により識別可能としてパルプ種ごとの被覆面積率から重量含有率を求める手順aと、繊維長分布からパルプ種ごとの重量含有率を求める手順bと、上記手順a,bの結果を照合する手順cとからなる。【効果】 パルプの種類或いはパルプの種類別含有率について、客観的に測定することが可能である。
請求項(抜粋):
紙料を構成するパルプの種類別重量含有率を測定するに際して、次の手順(a) 、(b) 及び(c) を含むことを特徴とする測定方法。(a) 測定対象たる紙料に対して、TAPPI-T401による染色処理を施して、メカニカルパルプとケミカルパルプとを色で識別可能にした後、画像解析によって顕微鏡視野内における各パルプ夫々の被覆面積率を求め、この各パルプの被覆面積率を、予め各種比率のメカニカルパルプとケミカルパルプとからなる複数の標準紙料に関して求められたパルプ毎の被覆面積率対重量含有率の実験式に当てはめて、測定対象たる紙料におけるメカニカルパルプとケミカルパルプとについて夫々の重量含有率を求めること。(b) 測定対象たる紙料に対して、その繊維長分布が既知の各種メカニカルパルプ及び既知の各種ケミカルパルプの各単一種パルプの繊維長分布の重畳よりなると仮定して、各パルプの繊維本数比を最小二乗法による回帰方程式で決定し、各パルプ毎に予め定められた重量係数を乗じて、百分率に換算して、各パルプの重量含有率を求めること。(c) 上記手順(a) で得られたメカニカルパルプとケミカルパルプの各重量含有率とについて、手順(b) で得られた各種メカニカルパルプの合計重量含有率と各種ケミカルパルプの合計重量含有率とを各々比較して、その一致を確認すること。
IPC (2件):
G01N 33/34 ,  D21H 11/10

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