特許
J-GLOBAL ID:200903049791828265

炉心溶融状態にある原子炉炉心を回収し冷却するための装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-123731
公開番号(公開出願番号):特開平5-134076
出願日: 1992年05月15日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】【目的】 溶融した炉心と原子炉ピットとの接触を回避し溶融物を迅速に回収し冷却することを可能にする装置を提供することを目的とする。【構成】 ピット(3)に対して共軸に配置された円筒形本体(11a)と、水平面に対して傾斜し本体(11a)より上に配置されたそらせ上壁(15)とを有する中央煙突状部(11)と、煙突状部(11)の本体のまわりに配置され金属板から構成され直線隆起部(24)を備えた隣接する2面角要素(22、52)によって構成されていて、炉心を回収し冷却するための壁(12、42)と、2面角要素(22)の外端に固定された周壁(13、43)とを含むことを特徴とする。
請求項(抜粋):
炉心溶融状態にある原子炉炉心を回収し冷却するための装置であって、該原子炉は、原子炉炉心(5)を包囲する円筒形容器(4)からなり、該容器の軸線は、容器(4)の垂直方向下方に配置された底部(3a)を有する原子炉ピット(3)と垂直であり、前記回収冷却装置は、原子炉ピットの底部(3a)上に載り且つ原子炉ピット(3)の下部分を満たしている水に浸漬されている金属構造体によって構成されている回収冷却装置において、前記金属構造体は、原子炉ピット(3)に対して共軸に配置された円筒形本体(11a)と、水平面に対して傾斜し円筒形本体(11a)より上に配置されたそらせ上壁(15)とを有する中央煙突状部(11)と、煙突状部(11)の本体のまわりに配置され金属板から構成され直線隆起部(24)を備えた隣接する2面角要素(22、52)の第1組立体によって構成されていて、炉心を回収し冷却するための壁(12、42)とを含み、前記2面角要素の内端部は、煙突状部(11)の本体の壁に設けられた三角形開口部(16、46)の領域において、煙突状部(11)の本体のまわりに半径方向に固定されており、2面角要素の上部を構成する隆起部(24)は、煙突状部(11)の方へ上方に傾斜しており、回収壁(12、42)とピット底部(3a)との間の空隙は、三角形開口部(16、46)を介して煙突状部(11)と連通しており、第1組立体の2面角要素(22)の外端に固定された周壁(13、43)をさらに含み、該周壁の端部は、煙突状部(11)に固定された前記端部と向かい合っており、回収壁(12)とピット底部(3a)との間の空隙を回収壁(12)より上の原子炉ピット(3)の内容積とを連通させる少なくとも1つの路(30、55)を形成するように、原子炉ピット(3)の内面に隣接して配置されていることを特徴とする、装置。

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