特許
J-GLOBAL ID:200903049806710282

制振ブレースシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 一色 健輔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-182285
公開番号(公開出願番号):特開平11-022238
出願日: 1997年07月08日
公開日(公表日): 1999年01月26日
要約:
【要約】【課題】 弾塑性ダンパーと粘性ダンパーの配置を工夫することにより、ブレースと建物架構との間に入力される相対的な加振力を、弾塑性ダンパーの曲げ変形を伴うことなく直接粘性ダンパーに入力して、比較的小さい振動の減衰効果を高めると共に、弾塑性ダンパーと粘性ダンパーとを配置する上下スペースを小さくして、階高を低く抑制することができる制振ブレースシステムを提供する。【解決手段】 斜方ブレース18a,18bの先端部18cと下梁部材16aとの間に、弾塑性ダンパー20と粘性ダンパー22,22とを直列配置する。弾塑性ダンパー20の作用線L1 を、上記一対の斜方ブレース18a,18bの仮想交点Cから下梁部材16aに平行に延びる応力作用線L2 上に配置する一方、一対の粘性ダンパー22,22を弾塑性ダンパー20の両端部に振り分けて接続し、粘性ダンパー22,22の作用線L3 と応力作用線L2 とを一致させる。
請求項(抜粋):
相対向する柱部材と、これら柱部材の上下端部を連結する上,下梁部材とで区画される空間内で、これら上,下梁部材の一方から他方に向かってV字状に配置される一対の斜方ブレースを備え、これら斜方ブレースまたはその延長線が交差する側の先端部に弾塑性ダンパーと粘性ダンパーとを直列配置したブレースシステムにおいて、上記弾塑性ダンパーを、これの作用線が上記一対の斜方ブレースの交点または仮想交点を経過して上記他方の梁部材と平行に延びる該斜方ブレースの応力作用線上に配置されるように当該斜方ブレースの先端部に取り付けると共に、上記粘性ダンパーを、これの作用線が上記斜方ブレースの応力作用線と一致するように上記弾塑性ダンパーに連結したことを特徴とする制振ブレースシステム。

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