特許
J-GLOBAL ID:200903049842811281

減衰力調整式油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-110242
公開番号(公開出願番号):特開2001-349366
出願日: 1992年05月30日
公開日(公表日): 2001年12月21日
要約:
【要約】【課題】 減衰力調整式油圧緩衝器において、伸び側、縮み側の減衰力特性の組合わせを2つの組合わせの中から選択できるようにする。【解決手段】 シリンダ2にピストン3を嵌装する。ピストン3に主油液通路6を設ける。ピストンロッド4にバイパス通路9を設け、バイパス通路9に逆止弁11,12を設ける。逆止弁11,12をバイパスする油液通路13,14およびポート15,16を設ける。シャッタ17に、ポート15,16に整合する非円形の開口部18,19を設ける。シャッタ17の回転位置によって、ポート15,16と開口部18,19の各々の整合により油液通路13,14の通路面積を調整する。伸び行程時は逆止弁11が閉じ油液通路13により減衰力が発生し、縮み行程時は逆止弁12が閉じ油液通路14により減衰力が発生する。ポート15,16に整合する開口部18,19の大小を切換えることにより、伸び側と縮み側の減衰力特性の組合わせを切換えることができる。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダ(2)と、該シリンダ(2)内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室(2a,2b)に画成するピストン(3)と、一端側が前記ピストン(3)に連結され他端側が前記シリンダ(2)の外部まで延ばされたピストンロッド(4)と、前記2室(2a,2b)を連通する減衰力発生機構(7)を有する主油液通路(6)と、前記2室(2a,2b)を連通するバイパス通路(9)と、該バイパス通路(9)に設けられ、互いに反対方向の油液の流通のみを許容する第1の逆止弁(11)および第2の逆止弁(12)と、前記第1の逆止弁(11)をバイパスする第1の油液通路(13)と、前記第2の逆止弁(12)をバイパスする第2の油液通路(14)と、側壁に前記第1、第2の油液通路(13,14)のそれぞれに連通する第1、第2のポート(15,16)を有する円筒状のガイド部材(10)と、該ガイド部材(10)に回転可能に嵌合され、側壁に前記第1、第2のポート(15,16)のそれぞれに整合する第1、第2の開口部(18,19)を有する円筒状のシャッタ(17)とを備え、前記第1の開口部(18)は、前記シャッタ(17)の側壁の異なる回転角範囲に設けられた複数の異なる非円形形状の開口部(18a,18b)からなり、該複数の開口部(18a,18b)は、前記シャッタ(17)の所定の回転角範囲で前記第1のポート(15)と選択的に整合可能であり、前記第2の開口部(19)は、前記シャッタ(17)の側壁の異なる回転角範囲に設けられた複数の異なる非円形形状の開口部(19a,19b)からなり、該複数の開口部(19a,19b)は、前記シャッタ(17)の所定の回転角範囲で前記第2のポート(16)と選択的に整合可能であり、前記シャッタ(17)の一の回転角範囲を選択して、前記第1及び第2のポート(15,16)をそれぞれ前記第1及び第2の開口部(18,19)の各々の複数の開口部(18a,18b,19a,19b)のうちの1つに整合させて一の減衰力特性を選択し、前記選択した一の回転角範囲で、前記一の減衰力特性をソフト特性からハード特性に調整し、他の回転角範囲を選択して、他の減衰力特性をソフト特性からハード特性に調整し、前記他の減衰力特性のソフト特性は、前記一の減衰力特性のソフト特性よりも大きく、かつ、前記一の減衰力特性のハード特性より小さく、前記他の減衰力特性のハード特性は、前記一の減衰力特性のハード特性よりも大きいことを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
Fターム (3件):
3J069AA50 ,  3J069CC13 ,  3J069EE39
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 特開平3-272340
  • 特開昭61-075008
  • 特開平1-307534
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