特許
J-GLOBAL ID:200903049886719048

新規なテトラヒドロピラン化合物、その製造方法、及びそれらを含む薬剤組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津国 肇 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-221904
公開番号(公開出願番号):特開平8-073484
出願日: 1995年08月30日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【課題】 従来のものより活性かつ低毒性の、新規な血管新生阻害性化合物、その製法、及びそれを含有する血管新生関連疾患の治療のための薬剤組成物を提供する。【解決手段】 式(I):【化85】{式中、AとBは、これらが結合している炭素原子と共に、2,2-ジメチル〔1,3〕ジオキソランなどを形成し;R1 は、2-オキシラニル、イソプロペニルまたは2-オキシラニルアルコキシなどでかつR2 は水素、ヒドロキシなどであり;R3 は、メチル、カルバモイルなどであり;R4 は、ヒドロキシ、カルバモイルオキシなどでかつR5 は水素であるか、R4 とR5 はこれらが結合している炭素原子と共にカルボニル基を形成している}で示される化合物、その光学及び幾何異性体、及び薬剤学的に許容しうるその付加塩、ならびにそれらを含有する薬剤組成物。
請求項(抜粋):
式(I):【化1】{式中、Aは、-OR6 を表し、かつBは、-CH2 -Xを表すか、又は、Aは、Bと一緒になって、これらが結合している炭素原子と共に、オキシラン、2,2-ジメチル〔1,3〕ジオキソラン及び〔1,3〕ジオキソラン-2-オンから選択される酸素含有複素環を形成し;R1 は、次式:【化2】(式中、Y及びZは、それぞれ水素を表すか、又は一緒になって二重結合を形成するか、又は、これらが結合している炭素原子と一緒になってオキシラン環を形成する)で示される基を表し、かつR2 は、水素、ヒドロキシ基及び-OR9 基の中から選択されるか、又はR1 は、次式:【化3】(式中、nは、1から4までの整数であり、そしてY及びZは、それぞれ水素を表すか、又は一緒になって二重結合を形成するか、又は、これらが結合している炭素原子と一緒になってオキシラン環を形成する)で示される基を表し、かつR2 は水素を表すか、又はR1 は、水素を表し、かつR2 は、次式:【化4】で示される上記と同義の基を表し;R3 は、水素、場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、場合により置換されているベンジル基、場合により置換されているベンゾイル基、場合により置換されているホルミル基、場合により不飽和でかつ場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアシル基、アリル基、及び場合によりモノ-又はジ-置換されているカルバモイル基の中から選択され;R4 は、ヒドロキシ基、場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルコキシ基、場合によりモノ-又はジ-置換されているカルバモイルオキシ基、4位がR9 基により置換されているピペラジニルカルボニルオキシ基、及びイミダゾール-1-イルカルボニルオキシ基の中から選択され、かつR5 は、水素を表すか、或はR4 は、R5 と一緒になって、これらが結合している炭素原子と共にカルボニル基を形成し;R6 、R7 及びR8 は、それぞれ互いに独立して、水素、場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、及びフェニルアルキル基(ここで、フェニル基は、場合により置換されており、そしてアルキル基は、直鎖状又は分岐状であり場合により置換されており、1〜6個の炭素原子を有する)の中から選択され;R9 は、水素、場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、場合により置換されているホルミル基、場合により不飽和でかつ場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアシル基、場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルコキシカルボニル基、場合により置換されているベンジル基、及び場合によりモノ-又はジ-置換されているカルバモイル基の中から選択され;そしてXは、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、場合により置換されているフェニルスルホニルオキシ基、及び場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキルスルホニルオキシ基の中から選択される}で示される化合物〔ここで、上記のカルバモイル及びカルバモイルオキシ基に関連する「場合によりモノ-又はジ-置換されている」という用語は、窒素原子に結合している水素原子の1個又は両方が(両方の水素原子が置換される時には、互いに独立して)、場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、場合により置換されているホルミル基、場合により不飽和でかつ場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアシル基、場合により置換されているベンゾイル基、場合により置換されているフェニル基、場合により置換されているナフチル基、及び直鎖又は分岐鎖に1〜6個の炭素原子を有する、1つ又は2つのアルキル基(各アルキル基は、場合により置換されている)で場合により置換されているアミノ基により置換されていてもよいということを示し;アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ホルミル、アシル、ベンジル、ベンゾイル、フェニル及びナフチル基に関連する「場合により置換されている」という用語は、これらの基が、ヒドロキシ、ハロゲン、トリハロメチル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状アルコキシ、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状アルコキシカルボニル、及び1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状アシルの中から選択される1つ以上の化学的実体により置換されていてもよいということを示し;アルキルスルホニルオキシ及びフェニルスルホニルオキシ基に関連する「場合により置換されている」という用語は、これらの基が、1〜6個の炭素原子を有する1つ以上の直鎖状又は分岐状のアルキル基により置換されていてもよいということを示し;そして「不飽和アシル基」という用語は、さらに具体的にはアクリロイル及びメタクリロイル基を意味するものである〕、適切な場合には、純粋な形又は混合物の形のその光学及び幾何異性体、及び適切な場合には、酸との薬剤学的に許容しうるその付加塩。
IPC (7件):
C07H 9/02 ,  A61K 31/70 ABG ,  A61K 31/70 ABN ,  A61K 31/70 ADU ,  C07H 15/04 ,  C07H 15/18 ,  C07H 15/26

前のページに戻る