特許
J-GLOBAL ID:200903049903061108

ビタビ・コプロセッサおよびその方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大貫 進介 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-513937
公開番号(公開出願番号):特表平11-513544
出願日: 1996年09月24日
公開日(公表日): 1999年11月16日
要約:
【要約】ビタビ状態トレリス(120)を介するフレームの2つの経路を実行することにより、ビタビ状態トレリス(120)における計量差分(ウィンドウ誤差検出で利用される)の計算量を削減する。第1経路における計量差分の計算は中止されるが、経路の計量を計算することが指示される。識別されたブランチにおいて、トレリス・データ・ワード(138-144)が記録され、そのブランチに関連づけられる。第1経路が終了すると、所望のサバイバ経路が決定され、たとえば指示された経路の計量を用いて認識されたブランチにおいて対応する状態に「トレース・バック」される。その状態に対応する経路の計量は名目上再ロードされ、その状態からスタートしてフレームをデコードすることは第2経路で行われる。一方、計量差分(L値)の計算は、所望のサバイバ経路においてのみ実行され、所望のサバイバ経路に関する最低のL値のみが記録される。
請求項(抜粋):
符号化フレームのデコード処理を行うためビタビ・デコーダ(100)に与えられる符号化フレーム(104)に対するサバイバ経路の計量差分値を計算する方法であって、前記ビタビ・デコーダ(100)は、デコード処理を制御するプロセッサ手段と、前記符号化フレームに対応するビタビ状態トレリス(120)であって、複数の論理状態(128-134)を各々が有する複数のブランチ(x-(x+5))を有するビタビ状態トレリス(120)と、前記プロセッサ手段(101)に応答してデコード処理の間に生成されるデータ(110-112)を格納するメモリ(102)であって、前記ビタビ・トレリスにおける特定のブランチの指示内容を格納し該指示内容から前記計量差分値が計算される、メモリ(102)とから構成され、当該方法は: a)第1経路に対するデコード処理の間、ビタビ状態トレリスにおける複数の経路に対し前記符号化フレームに対する経路計量(112)を計算する段階であって、前記複数の経路が前記複数の各ブランチにおける論理状態に基づいて構成され、前記プロセッサ手段が前記論理状態と対応する経路計量とを関連付けて該関連情報を前記メモリに格納する、段階; b)前記指示内容に応答し前記経路計量を計算する一方、前記特定のブランチにおける前記複数の論理状態の各論理状態を経路計量に関連づけて複数のトレリス・データ・ワード(138-144)を生成し、該トレリス・データ・ワードをメモリ(110-112)に格納する段階; c)前記第1経路に対する処理を終了し、前記サバイバ経路を認識する段階; d)前記サバイバ経路に関する少なくともいくつかの論理状態を使用して、サバイバ経路の通過した前記特定のブランチにおける特定の論理状態を調べる段階;および e)前記サバイバ経路のみに対する最小計量差分値を計算するため、前記複数のトレリス・データ・ワードに含まれる特定の状態に対応するトレリス・データ・ワードから選択される経路計量を利用することにより、前記特定のブランチにおける前記特定の状態から前記符号化フレームに対する第2経路のデコード処理を実行する段階; から構成されることを特徴とする方法。

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