特許
J-GLOBAL ID:200903049906855776
水冷エンジンの冷却装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-205568
公開番号(公開出願番号):特開2002-021562
出願日: 2000年07月03日
公開日(公表日): 2002年01月23日
要約:
【要約】【課題】冷却水を流通させ得る上昇通路の途中に、冷却水の流通経路を該冷却水の温度に応じて切換えるサーモスタットが設けられるエンジンの冷却装置において、エア抜きボルト等を不要として部品点数の増加を回避しつつ、上昇通路からのエア抜き性を高める。【解決手段】ハウジング86Aに、バイパス通路81に通じてハウジング86A内に形成される水室90に上端を臨ませるワックスケース87が、ワックス89の膨張・収縮に応じたスライド作動を可能とするとともにワックス89の収縮時には水室90を上方側通路部分78に連通させるようにして嵌合され、ハウジング86Aに、上昇通路76の下方側通路部分77に通じる入口孔102ならびに上昇通路76の上方側通路部分78に通じる出口孔103が、ワックス89の収縮時にワックスケース87で遮断されるようにして設けられ、入口孔102および水室90間がエア抜き通路105を介して連通される。
請求項(抜粋):
上方に向けて冷却水を流通させ得る上昇通路(76)を一部通路としてエンジン本体(24)のウォータージャケット(62)、ラジエータ(58)、ウォータポンプ(63)および前記ウォータージャケット(62)を順次結ぶ主循環回路(75)と、前記ラジエータ(58)を迂回するバイパス通路(81)および前記主循環回路(75)の一部で構成される副循環回路(82)と、前記上昇通路(76)を遮断して前記副循環回路(82)に冷却水を流通・循環させる状態ならびに前記バイパス通路(81)を遮断して前記主循環回路(75)に冷却水を流通・循環させる状態を冷却水の温度に応じて切換えるようにして前記上昇通路(76)の途中に設けられるサーモスタット(64A,64B)とを含む水冷エンジンの冷却装置において、前記サーモスタット(64A,64B)は、前記上昇通路(76)の途中を横切って上下に延びる摺動孔(85)を有するハウジング(86A,86B)と、前記摺動孔(85)に摺動可能に嵌合されるとともに前記バイパス通路(81)に通じてハウジング(86A,86B)内に形成される水室(90)に上端を臨ませるワックスケース(87)と、冷却水の温度変化に伴なう膨張・収縮に応じて前記ワックスケース(87)をスライド作動させることを可能として該ワックスケース(87)に内蔵されるワックス(89)とを備え、前記ワックスケース(87)は、前記ワックス(89)の収縮時に前記水室(90)を前記上方側通路部分(78)に連通させることを可能として前記摺動孔(85)に嵌合され、前記ハウジング(86A,86B)には、前記上昇通路(76)のうち下方側通路部分(77)に通じる入口孔(102,102′)ならびに前記上昇通路(76)のうち上方側通路部分(78)に通じる出口孔(103,103′)が、前記ワックス(89)の収縮時に前記ワックスケース(87)で遮断される位置で前記摺動孔(85)の内面に開口するようにして設けられ、前記入口孔(102,102′)および水室(90)間が、冷却水中のエアを導くエア抜き通路(105,107)を介して連通されることを特徴とする水冷エンジンの冷却装置。
IPC (2件):
F01P 7/16 502
, F01P 7/16
FI (2件):
F01P 7/16 502 J
, F01P 7/16 502 B
引用特許:
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