特許
J-GLOBAL ID:200903049919678229

ディスクブレーキ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-085815
公開番号(公開出願番号):特開平9-250580
出願日: 1996年03月14日
公開日(公表日): 1997年09月22日
要約:
【要約】【課題】 組付け時にシリンダ内が傷付くのを防止し、組付け時の作業性を向上させるようにする。【解決手段】 ばね受39を、ばね受部40と、ばね受部40から鍔部37側に延び延長端側が径方向に弾性変形可能となった各長尺アーム41,各短尺アーム42とから構成し、各長尺アーム41の延長端側に設けたT型突起41Aを、プッシュロッド36に一体形成された鍔部37の各係合凹部38に係合させ、かつ、各短尺アーム42の延長端側に設けた各係合爪42Aを、キャリパ31の小径穴部35に形成した環状溝35Bに係合させる。これにより、プッシュロッド36と、圧縮ばね18と、ばね受39とからなるサブアッシィ体をキャリパ31の外部に組立てた後、このサブアッシィ体をシリンダ穴32内に容易に組付けることができ、その作業性を大幅に向上できる。
請求項(抜粋):
シリンダ穴を有するキャリパと、該キャリパのシリンダ穴内に摺動可能に設けられ、摩擦パッドをディスクに押圧するピストンと、該ピストン内に設けられたナットと、手動ブレーキの操作時に該ナットを介して前記ピストンを摺動変位させるべく、先端側が該ナットに螺合するおねじ部となり、基端側が前記シリンダ穴の底部側に挿嵌されたプッシュロッドと、該プッシュロッドの外周側に挿嵌され、前記シリンダ穴の底部側で前記キャリパに取付けられるばね受と、該ばね受と前記プッシュロッドとの間に配設され、前記プッシュロッドを非制動側に向けて常時付勢するばねとからなるディスクブレーキにおいて、前記プッシュロッドの基端側には、前記ばねの一端側を受承すべく径方向外向きに突出し外周側に複数の係合凹部が形成された鍔部を設け、前記ばね受は、前記ばねの他端側を受承すべく前記プッシュロッドの外周側に挿通される環状のばね受部と、該ばね受部の外周側から前記プッシュロッドの鍔部側に向けて延び該ばね受部の周方向に離間した複数のアーム部と、前記鍔部と前記ばね受部との間で前記ばねを縮装状態に保持すべく、該各アーム部の延長端側から周方向に突出し前記鍔部の各係合凹部に係合する係合突起とを備える構成としたことを特徴とするディスクブレーキ。

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