特許
J-GLOBAL ID:200903049922355635

超音波流量計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三宅 宏 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-000539
公開番号(公開出願番号):特開平10-197302
出願日: 1997年01月07日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】 流管内の流速分布に対応して精度良く計測する。消費電流やコストの上昇を防ぐ。【解決手段】 1対の送受波器1A,2Aで順方向の超音波到達時間と逆方向の到達時間を計り、流速VA を算出する。別の1対の送受波器1B,2Bで、順方向と逆方向の到達時間を計り、流速VB を算出する。各対の送受波器での測定は同時ではなく、別の時間にする。電子部5はマイクロコンピュータで構成したコントローラ10で切り替え器4を操作して各対の送受波器を選択使用する。演算はコントロール部で行う。流速VA ,VB から流量、さらに積算流量を求めて表示する。流管3は円形断面で、中心軸上に1対の送受波器1A,2Aを配置し、中心よりr/2ずらして別対の送受波器1B,2Bを設けている。
請求項(抜粋):
送信側にも受信側にもはたらく超音波送受波器を上流側、下流側に設け、流体の流れの中を、上流から下流、及び下流から上流に超音波の送受を行うようにしたペアを少なくとも2対設け、それぞれのペア間での到達時間より、全体の流量を求めるものであって、前記少なくとも2対の送受波器に対し、1つの電子部を設け、その電子部が送信側の送受波器の駆動を行い、受信側の送受波器からの受信信号を受けて到達時間を検知して流量を求めるようにし、前記電子部を構成する受信波検知部は、増幅部と比較部より構成され、送信側送受波器からの信号は、まず増幅されその後、基準電圧レベルと比較されるようになっていて、最初に基準電圧レベルを越えた波が次にゼロレベルを通る点を、受信波を検知した点とするようになっており、かつ前記増幅部の増幅度と前記比較部の基準電圧レベルは、毎回接続された送受波器に最適なレベルにセットして測定するようになっていて、切り替え器で前記少なくとも2対の送受波器のうち1対を選択して前記電子部に接続できるようにし、順次、1対の送受波器を選択しながら超音波の送受を行い、その全ペアの結果から全体の流量を求めることを特徴とする超音波流量計。

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