特許
J-GLOBAL ID:200903049972220641

圧電トランス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-070243
公開番号(公開出願番号):特開平9-260738
出願日: 1996年03月26日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】トランス素子側の電極とパッケージ側の板ばね製リード端子とがばね性により押圧接触する構造で、トランス素子側の電極とリード端子との間の接触状態の初期的ばらつきが少く、経時変化の小さい圧電トランスを提供する。【解決手段】予め接点部11Bに、基部12Bに対して伸長方向に開角する傾斜角を与える。接点部11Bにトランス素子1からの静的押圧力を受けて基部12Bがケース側壁5Bを支点に撓んだとき、その基部12Bの撓みによって接点部11Bに生じる回転角度が上記傾斜角により打ち消されて、接点部11Bとトランス素子1電極とが常に平行を保つ。回転角度の打ち消しは、接点部11Bを、基部12Bの伸長方向先端部を基点としケース側壁5B側に向う、長さの短い片持ち梁構造の第2の板ばねの先端に設ける構造にしても良い。
請求項(抜粋):
圧電性材料からなる長板の表面に入力電極と出力電極とを設け、外部から前記入力電極を介して前記長板に交流電圧を与えて長板を振動させその振動に応じて長板が発生する電圧を前記出力電極から取り出す構造の圧電トランス素子が、これを取り囲むモールドケースの側壁に前記圧電トランス素子の電極形成面に平行に前記入力電極又は出力電極上に延びる導電性板ばねからなるリード端子が埋め込まれた構造のパッケージに収納され、前記リード端子はそのばね性により、前記圧電トランス素子に設けられた入力電極又は出力電極の前記振動のノード点に押圧接触する構造の圧電トランスにおいて、前記リード端子は、前記圧電トランス素子の入力電極又は出力電極との接触部を含む接点部と、前記モールドケース側壁内に埋め込まれた埋込み部と、前記接点部と前記埋込み部とを連結する基部とを少くとも備え、前記接点部に圧電トランス素子からの静的押圧力を受けて前記基部が前記モールドケース側壁を支点に撓んだとき、前記接点部にあっては前記基部の撓みによって前記接点部に生じる回転が打ち消されて、前記接点部の前記接触部と前記圧電トランス素子の入力電極又は出力電極とが平行を保つ構造であることを特徴とする圧電トランス。
IPC (4件):
H01L 41/107 ,  G11B 5/02 ,  H03H 9/17 ,  H03H 9/19
FI (4件):
H01L 41/08 A ,  G11B 5/02 L ,  H03H 9/17 A ,  H03H 9/19 A

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