特許
J-GLOBAL ID:200903049980827938

乱数生成装置及び乱数生成システム並びに暗号通信方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-169869
公開番号(公開出願番号):特開平10-020783
出願日: 1996年06月28日
公開日(公表日): 1998年01月23日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 オーブンなネットワーク環境下にあるパソコン上でOne-Time Pad暗号を成立させること、共通鍵を使い捨てできる方式を得ること。【解決手段】 初期値Xiを「秘密鍵」として入力して(S1)、カオス的写像演算を行いながらカオス的起動(X1 →x2 →...→xn )を次々と生成する(S2、S3)。そして、この生成が終了すると、その終了時点での演算値を次回の初期値として保存する(S4)。つまり、新しい秘密鍵として保存する。一方、ステップS2で生成された軌道を用いて一方向圧縮によるバイナリー乱数を生成し(S5)、これを乱数ストリームを暗号(動的ワーク鍵)として出力する(S6)。
請求項(抜粋):
乱数を生成する目的で、コンピュータに通常備わっている2進表現レジスターとは異なり、10進数を記憶するレジスターでありながら、その一桁がさらに任意の桁の数値を収容できるレジスターとなっている「入れ籠構造」を成した特殊レジスターを備え、該特殊レジスターの個数と桁数とを任意に調整できる有限精度空間(Special Finite Precision;SFPと略記する)を備え、該SFPのレジスターが表現する任意の10進数の数値から0/1のバイナリーコードを作り出す一方向変換メカニズムを備え(一方向の圧縮関数と同義)、該SFPのレジスターからSFP自身のレジスターへの写像を実行する非線形関数を備え(カオス写像と略記する)、上記カオス写像をくり返して(カオス写像演算と言う)該レジスターの数値をX1 →X2 →...→Xn と次々と生成し(この数列をカオス的軌道と略記する)、これに伴なって前記0/1のバイナリーコードのストリームを作り出すことにより、上記カオス的軌道の任意の軌道値(通常、初期値)を「秘密鍵」として利用する一方、前記バイナリーコードのストリームを暗号・復号化する「ワーク鍵」として暗号通信に利用することを可能としたことを特徴とする乱数生成装置。
IPC (5件):
G09C 1/00 650 ,  G09C 1/00 610 ,  G06F 7/58 ,  H04L 9/10 ,  H04L 9/26
FI (5件):
G09C 1/00 650 B ,  G09C 1/00 610 D ,  G06F 7/58 A ,  H04L 9/00 621 A ,  H04L 9/00 659

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