特許
J-GLOBAL ID:200903050017660902

防湿構造の建物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 数彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-100413
公開番号(公開出願番号):特開平11-280168
出願日: 1998年03月27日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】 パネル工法の建物であって、結露を確実に防止でき且つ十分な耐力を備え、しかも、施工性を飛躍的に向上し得る防湿構造の建物を提供する。【解決手段】 防湿構造の建物は、壁構成部(1)通気空間(16)に対して床下空間(26)及び天井裏空間(36)が連続し、躯体の外周側に一体的な遮蔽空間(S)が形成されている。遮蔽空間(S)は、開閉可能で且つ除湿装置(61)によって除湿可能に構成される。そして、壁構成部(1)を構成する構造用パネル(1A)は、構造用面材(11)、発泡樹脂成形体から成る防湿材(12)、非透湿性の積層板から成る防湿材(13)を含み、構造用面材(11)の内外には、内側通気空間(14)と通気空間(16)が形成され、これらの空間は、構造用面材(11)の貫通孔によって連続する。
請求項(抜粋):
内外の防湿材(12,13)で仕切られた通気空間(16)を有する壁構成部(1)と、内外の防湿材(22,23)で仕切られた床下空間(26)を有する床構成部(2)と、内外の防湿材(32,33)で仕切られた天井裏空間(36)を有する天井構成部(3)とを備え、かつ、通気空間(16)に対して床下空間(26)及び天井裏空間(36)が連続させられることにより躯体の外周側に一体的な遮蔽空間(S)が形成され、しかも、遮蔽空間(S)が開閉可能で且つ除湿装置(61)によって除湿可能に構成された防湿構造の建物であって、壁構成部(1)が構造用パネル(1A)によって構成され、構造用パネル(1A)は、筋かいとして機能する構造用面材(11)と、当該構造用面材の室内側に配置され且つ断熱材として機能する非透湿性の発泡樹脂成形体から成る内側の防湿材(12)と、構造用面材(11)の室外側に配置され且つ防水材として機能する非透湿性の積層板から成る外側の防湿材(13)とを含み、構造用面材(11)と内側の防湿材(12)の間には、当該防湿材の構造用面材側の表面が室内側に後退した構造になされることにより内側通気空間(14)が形成され、構造用面材(11)と外側の防湿材(13)の間には、当該防湿材が縦胴縁(15)を介して構造用面材(11)に取り付けられることにより通気空間(16)が形成され、かつ、内側通気空間(14)と通気空間(16)は、構造用面材(11)に設けられた貫通孔(11c)によって連続していることを特徴とする防湿構造の建物。
IPC (3件):
E04B 1/70 ,  E04B 1/80 ,  E04B 2/56
FI (4件):
E04B 1/70 D ,  E04B 1/80 Q ,  E04B 1/80 S ,  E04B 2/56

前のページに戻る