特許

J-GLOBAL ID：200903050038004380

靱性の優れた低降伏比厚鋼板及びその製造方法

発明者： 白幡 浩幸 ,  藤岡 政昭 ,  藤田 崇史 ,  吉江 淳彦
出願人/特許権者： 新日本製鐵株式会社
代理人 (1件)： 大関 和夫
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-066923
公開番号（公開出願番号）：特開平9-003595
出願日： 1996年03月22日
公開日（公表日）： 1997年01月07日
要約：

【要約】【課題】 高強度・高靱性を有し、かつ降伏比(降伏強度/引張強度)が低い厚鋼板及びその製造方法を提供する。【解決手段】 重量%で、C:0.02〜0.35%、Si:0.02〜2.5%、Mn:0.30〜3.5%、Al:0.002〜0.10%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼を鋳造後そのまま、あるいはAc3 点以上の温度域に加熱後、900°C以下Ar3 点以上の温度域で全圧下率の20%以上の熱間圧延を加え、速やかに5°C/s以上の冷却速度で450°C以下まで冷却を行った後、以下の不等式(1)〜(4)を同時に満足する範囲で焼戻しを行うことにより、粒径0.2μm 以下の残留オーステナイトを体積率で1〜15%含む靱性の優れた低降伏比厚鋼板が得られる。T≧Ac1 ......(1)T≧-9.1H+740 ......(2)T≦Ac1 +80 ......(3)T≦8.6H+719 ......(4)ただし、T:温度(°C)、H:昇温速度(°C/s)

請求項（抜粋）：

重量%で、C:0.02〜0.35%、Si:0.02〜2.5%、Mn:0.30〜3.5%、Al:0.002〜0.10%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼で、粒状フェライトとセメンタイトからなり、さらに粒径0.2μm以下の残留オーステナイトを体積率で1〜15%含むことを特徴とする靱性の優れた低降伏比厚鋼板。

IPC (4件)：

C22C 38/00 301 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/54

FI (4件)：

C22C 38/00 301 A ,  C21D 8/02 B ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/54

引用特許：

審査官引用 (1件)

• 高張力鋼板の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-025030   出願人：新日本製鐵株式会社