4-ヒドロキシメチル-1,3-ジオキソラン-2-オンの製造法

発明者： ,
出願人/特許権者：
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平11-362315
公開番号（公開出願番号）：特開2001-172277
出願日： 1999年12月21日
公開日（公表日）： 2001年06月26日
要約：

【要約】【課題】本発明は、グリセリンとカーボネートから4-ヒドロキシメチル-1,3-ジオキソラン-2-オンを高収率で生成させ、そして、損失を抑えながら該化合物を温和な条件で容易に回収して不純物含量の少ない高純度の目的物を効率よく得ることができる方法を提供することを課題とする。【解決手段】本発明の課題は、(1)グリセリンと原料カーボネートを、塩基触媒の存在下、生成するアルキルアルコール又はアルキレングリコールを抜き出しながら反応させて、4-ヒドロキシメチル-1,3-ジオキソラン-2-オンを生成させ、(2)その反応液のpHを弱酸性に調整し、(3)蒸発装置を用いて蒸発操作を行って、そのpH調整液から4-ヒドロキシメチル-1,3-ジオキソラン-2-オンを回収することを特徴とする4-ヒドロキシメチル-1,3-ジオキソラン-2-オンの製造法により解決される。

請求項（抜粋）：

(1)原料カーボネートとして、そのアルキル基の炭素数が1〜6であるジアルキルカーボネート又はそのアルキレン基の炭素数が2〜3であるアルキレンカーボネートを用い、グリセリンと該カーボネートを、塩基触媒の存在下、生成するアルキルアルコール又はアルキレングリコールを抜き出しながら反応させて、4-ヒドロキシメチル-1,3-ジオキソラン-2-オンを生成させ、(2)その反応液のpHを弱酸性に調整し、(3)蒸発装置を用いて蒸発操作を行って、そのpH調整液から4-ヒドロキシメチル-1,3-ジオキソラン-2-オンを回収することを特徴とする4-ヒドロキシメチル-1,3-ジオキソラン-2-オンの製造法。

引用特許：

審査官引用 (1件)

グリセロールカーボネートの製造方法
公報種別：公開公報出願番号：特願平5-144360 出願人：日曹丸善ケミカル株式会社

引用文献：

審査官引用 (2件)

第4版実験化学講座1 基本操作I, 1996, 第2刷, p.223-224
Synthesis, 1992, Vol.4, p.350-352

前のページに戻る