特許
J-GLOBAL ID:200903050125055241

ガスタービンコンプレッサ洗浄装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-206552
公開番号(公開出願番号):特開平6-058172
出願日: 1992年08月03日
公開日(公表日): 1994年03月01日
要約:
【要約】【目的】 作業者の洗浄作業負担の軽減、洗浄作業ミス,ガスタービン本体の損傷防止を可能とし、かつ運転中においては、作業者の経験と実績によらずに適正な洗浄時期の決定を可能としたガスタービンコンプレッサ洗浄装置を提供する。【構成】 圧力センサ52,湿度センサ53を設けるとともに、ガスタービン本体33に供給する空気の温度を検出する温度センサ54,同じく燃料の消費量を検出する燃料センサ55を設ける一方、演算器56,タイマ57,アンド回路58を設けて、タービンコンプレッサ翼34の汚れの程度に応じて、運転中における洗浄時期を自動的に決定するとともに、洗剤タンク31,洗浄液タンク32,タービンコンプレッサ翼34に向けて配置した噴射ノズル35,36間をつなぐ、第1〜第5管路37〜41に第1〜第5電磁弁42〜46,液面検出センサ60、および制御手段61を設けて、自動洗浄を行うように形成してある。
請求項(抜粋):
洗剤タンクと、この下方に位置する洗浄液タンクと、この洗浄液タンクの下方に位置するガスタービン本体のタービンコンプレッサ翼に向けて配置したランニングウォッシュ用噴射ノズル,モータリングウォッシュ用噴射ノズルと、上記洗剤タンクの下部から上記洗浄液タンクに洗剤を導く第1管路と、希釈液、或はリンス液を上記洗浄液タンクに導く第2管路と、上記洗浄液タンクの上部を大気に連通させる第3管路と、加圧空気を上記洗浄液タンクの下部に導く第4管路と、上記洗浄液タンクからこのタンク外に洗浄液を導く第5管路と、上記第1管路に設けた第1電磁弁と、上記第2管路に設けた第2電磁弁と、上記第3管路に設けた第3電磁弁と、上記第4管路に設けた第4電磁弁と、上記第5管路に設けた第5電磁弁と、上記第5管路の端部に第1ポートが接続した三方切換弁と、この三方切換弁の第1ポートと連通可能な第2ポート、および上記ランニングウォッシュ用噴射ノズルに接続した第6管路と、上記三方切換弁の第1ポートと連通可能な第3ポート、および上記モータリングウォッシュ用噴射ノズルに接続した第7管路と、上記ガスタービン本体の吐出部の圧力を上記三方切換弁の操作部に導いて、上記圧力がガスタービン本体の運転中における高圧状態にある場合は、上記第1,第2ポートを連通状態とし、上記圧力が、上記ガスタービン本体のモータリングウォッシュにおける低圧状態にある場合は、上記第1,第3ポートを連通状態にする導圧ラインと、大気圧力を検出して、検出圧力信号を出力する圧力センサと、大気の湿度を検出して検出湿度信号を出力する湿度センサと、上記ガスタービン本体の吸込空気温度を検出して検出温度信号を出力する温度センサと、上記ガスタービン本体に供給される燃料の消費量を検出して検出燃料信号を出力する燃料センサと、上記各センサからの信号を受けて、標準状態での燃料消費量、および上記吸込空気の検出温度における最大出力時の燃料消費量を算出し、両消費量の差が設定値を超えた場合には洗浄開始信号を出力し、上記検出燃料信号が消費量零を示す場合には洗浄開始信号を出さない演算器と、上記ガスタービン本体の起動とともにカウントを開始し、カウントが設定値に達すると設定時間経過を示す時間経過信号を出力し、リセット信号を受けると、上記カウントを零から再度開始するタイマと、上記演算器,タイマからの洗浄開始信号,時間経過信号の両者をうけた場合にのみオン信号を出力するアンド回路と、手動によりオン信号を出力させる洗浄操作スイッチと、上記洗浄液タンクに供給した洗剤液が第1設定レベルに達したのを検出し、第1検出信号を出力し、上記第1設定レベルに達した洗剤液に希釈液を加えた混合液、或はリンス液が第2設定レベルに達したのを検出し、第2検出信号を出力する液面検出センサと、上記2種類のオン信号のうちのいずれかを受けると、この入力されたオン信号、および上記第1,第2検出信号に基づいて、上記第1から第5電磁弁を制御して上記両噴射ノズルより洗浄液、希釈液、或はリンス液を順次噴射させて、リンスも含めて洗浄作業を行わせる制御手段とからなることを特徴とするガスタービンコンプレッサ洗浄装置。

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