特許
J-GLOBAL ID:200903050155291330
空気入りタイヤ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
苗村 正
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-232313
公開番号(公開出願番号):特開平5-050807
出願日: 1991年08月19日
公開日(公表日): 1993年03月02日
要約:
【要約】【目的】耐空気透過性を維持しつつタイヤの軽量化を計り、しかもインナーライナのセパレーション、クラック等の発生を抑制する。又生産性を高める。【構成】カーカス6の内側に、該カーカス6の内面に隣り合う隣接層11と、タイヤ内腔Hに臨む内層13と、隣接層11と内層13との間に介在する介在層12とを有するインナーライナ10を設ける。前記隣接層11及び内層13を非ブチルゴム組成材を用いて形成しかつ介在層12をブチルゴム組成材を用いて形成する。インナーライナ10を上方域Y1、中間域Y2、下方域Y3に区分した時、隣接層11の各領域での厚さT1A、T1B、T1C、介在層12の各領域での厚さT2A、T2B、T2C、及び内層13の各領域での厚さT3A、T3B、T3Cは、夫々次式を満たす。T1A≒T1B≒T1C ...... ?@T2A<T2B≒T2C ...... ?AT3B>T3A≒T3C ...... ?B
請求項(抜粋):
トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアで折返されるカーカスと、該カーカスのタイヤ内腔に向く内面を覆うインナーライナとを具えるとともに、該インナーライナは、前記カーカス内面に隣り合う隣接層と、タイヤ内腔に臨む内層と、前記隣接層と内層との間に介在する介在層とを有しかつ前記隣接層、内層を天然ゴム及びジエン系合成ゴムからなる非ブチルゴム組成材を用いて形成しかつ前記介在層をブチルゴムを少なくとも70重量部以上含むブチルゴム組成材を用いて形成する一方、前記インナーライナを、タイヤ赤道面とこのタイヤ赤道面からトレッド接地巾Wの0.45倍の距離をタイヤ軸方向外側に隔てた45%巾点との間の上方域、前記ビード部のトウ端からインナーライナの内面がタイヤ赤道面と交わるタイヤ赤道点までのタイヤ半径方向の長さであるインナーライナ高さHの0.6倍の距離を前記トウ端からタイヤ半径方向外側に隔てた60%高さ点と前記トウ端との間の下方域、及び前記上方域と下方域との間の中間域に区分したとき、前記隣接層の前記中間域での厚さT1Bは、上方域での厚さT1A及び下方域での厚さT1Cと略等しく、かつ前記介在層の中間域での厚さT2Bは、上方域での厚さT2Aより大かつ下方域での厚さT2Cと略等しく、しかも前記内層の上方域での厚さT3Aは、中間域での厚さT3Bより小かつ下方域での厚さT3Cと略等しくした空気入りタイヤ。
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