特許
J-GLOBAL ID:200903050161262601

環状オレフィン系樹脂からなる成形体およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-196475
公開番号(公開出願番号):特開平7-145213
出願日: 1993年08月06日
公開日(公表日): 1995年06月06日
要約:
【要約】【構成】 本発明の成形体は、特定の環状オレフィン系樹脂ペレットを融点がまはガラス転移点が200°C以下である坑酸化剤などのコーティング剤で予め表面コーティングした後成形することにより得られる。また本発明の成形体の製造方法は、特定の環状オレフィン系樹脂ペレット100重量部を上記コーティング剤0.01〜10重量部でコーティングした後、このペレットを溶融して成形することを特徴としている。【効果】 本発明によれば、透明性の高い成形体が得られる。
請求項(抜粋):
下記[A]、[B]および[C]よりなる群から選ばれる環状オレフィン系樹脂ペレットを、融点またはガラス転移点のうちいずれか低い方の温度が200°C以下である粉体および/または液体状のコーティング剤でコーティングした後成形機で溶融成形して得られる成形体;[A](a)エチレンと、(b)下記式[I]または[II]で表される環状オレフィンとの共重合体であり、かつ軟化温度(TMA)が70°C以上である環状オレフィン系ランダム共重合体;[B](b)下記式[I]または[II]で表される環状オレフィンの開環(共)重合体であり、かつ軟化温度(TMA)が70°C以上である環状オレフィン開環(共)重合体;[C]該開環(共)重合体の水添物であり、かつ軟化温度(TMA)が70°C以上である環状オレフィン開環重合体水添物;【化1】・・・[I][上記式[I]中、nは0または1であり、mは0または正の整数であり、qは0または1であり、R1 〜R18ならびにRa およびRb は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基であり、R15〜R18は、互いに結合して単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環が二重結合を有していてもよく、またR15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン基を形成していてもよい]、【化2】・・・[II][上記式[II]中、pおよびqは0または1以上の整数であり、mおよびnは0、1または2であり、R1〜R19は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基、芳香族炭化水素基またはアルコキシ基であり、R9またはR10が結合している炭素原子と、R13が結合している炭素原子またはR11が結合している炭素原子とは、直接あるいは炭素原子数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、さらに、n=m=0のとき、R15とR12またはR15とR19とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していてもよい]。
IPC (2件):
C08F210/02 MJR ,  C08G 61/08 NLG

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