特許
J-GLOBAL ID:200903050188152352

セルラー移動電話システムの装置と方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 康徳 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-516431
公開番号(公開出願番号):特表2001-508250
出願日: 1997年09月23日
公開日(公表日): 2001年06月19日
要約:
【要約】本発明は、セルラー移動通信システム、主にGSMシステムにおいて、移動局の地理的位置を決定するための方法及び装置に関する。移動局と無線基地局との間の距離は伝搬遅延から推定される。本発明による方法では、移動局がアクセスバーストを、通常のハンドオーバと同様の方法で受信したバーストのアクセス遅延を測定する基地局に送信することによって伝播遅延が決定される。アクセスバーストの受信に対し、基地局から移動局に一切の確認(confirmation)も送信されないため、ハンドオーバの実行は中止され、移動局と以前の基地局との回線が再確立される。測定されたアクセス遅延は伝搬遅延に比例するため、移動局との距離にも比例する。少なくとも3つの基地局からの測定値が得られると、高精度に移動局位置を決定することができる。2つの基地局からの測定値のみでも位置決定を行うこともできるが、精度は劣化する。なお、本発明の方法で得られるアクセス遅延測定値とともに、公知の手法で測定されたアクセス遅延値をも移動局位置の決定に用いることができる。
請求項(抜粋):
無線送受信基地局(BTS1-BTS3)に対応する少なくとも1つの基地局制御局と、少なくとも1つの移動無線交換局とを有し、移動局は所定の第1基地局(BTS1)と接続されている間に複数の基地局(BTS2-BTS3)との無線回線を継続的に評価し、前記複数の基地局は順番付けられて順番リストにリストアップされるような、TDMA形式の移動無線システムにおける移動局の位置決定方法であって、a)前記リストからの前記第1の複数の基地局から、第2の複数の基地局を指定し、b)移動局に対し、前記第2の複数の基地局(BTS2、BTS3)の中から指定された第2の基地局(BTS2)にハンドオーバするように命令し、c)移動局がアクセス信号を前記第2の基地局に送信することによって移動局から前記第2の基地局(BTS2)にハンドオーバを開始し、d)ハンドオーバ処理と同様に、前記第2の基地局(BTS2)は、前記第2の基地局で計算される、移動局が第2の基地局と同一の位置に存在した場合の前記アクセス信号の受信時間に対する前記アクセス信号の受信時の時間遅延(t2)を測定ならびに記録し、e)前記第2の基地局は移動局から受信した前記アクセス信号に対する応答を行わず、f)記録した前記時間遅延(t2)を評価し、g)ステップb)〜f)に従った命令や測定手続きを、前記第2の複数の基地局中の少なくともさらなる一つの基地局に対して繰り返し、少なくとも1つの第2の時間遅延を求め、第1の時間遅延とともに移動局位置の計算に用いることを特徴とする移動局位置決定方法。
IPC (3件):
H04Q 7/22 ,  H04Q 7/28 ,  H04Q 7/34
FI (2件):
H04Q 7/04 K ,  H04B 7/26 106 B

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