特許
J-GLOBAL ID:200903050198234055

心房及び心室捕捉検出並びにしきい値探求式ペースメーカー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-507363
公開番号(公開出願番号):特表平10-503956
出願日: 1995年07月31日
公開日(公表日): 1998年04月14日
要約:
【要約】心房及び心室ペースパルス(Aペース及びVペース)刺激エネルギー強度-持続時間データを得るための捕捉検出及び刺激しきい値測定の方法及び装置。完全なA-V伝導又は第1級AVブロックを有する患者について使用可能な第1の心房及び心室しきい値試験方法においては、Aペースパルスが試験逸脱期間及びA-V遅延において供給される。Aペース試験刺激に応答しての心房捕捉喪失(ALOC)はAペース試験刺激の供給に続くペースA-V遅延期間の後方部分における検出心室復極(V事象)の欠如によって宣言される。心室しきい値試験方法においては、Vペース試験刺激が短縮A-V遅延の後に供給される。心室捕捉喪失(VLOC)はVペース試験刺激の心室不応周期におけるV事象の検出によって宣言される。規則的な測定洞リズムを有する患者の心房及び心室において使用可能な第2のアルゴリズムにおいては、時期尚早のAペース及びVペース試験刺激が供給されて、測定洞逸脱期間の終了時におけるA事象又はV事象の存在がそれぞれALOC又はVLOCであると宣言される。Aペース及びVペース試験刺激はLOC試験エネルギーを超えたエネルギーで捕捉宣言を確認するために繰り返される。パルス振幅(強度)及び幅(持続時間)を変えることにより得られた心房及び心室刺激しきい値データは遠隔測定送出及び解析に備えて且つ電池エネルギーを節約するために連続した自動捕捉試験の間で使用されるVペース及びAペース正常パルス幅及び振幅を設定する際の使用に備えて記憶装置に記憶される。
請求項(抜粋):
調整可能な心房及び心室ペーシングパルスエネルギーで患者の心臓を心房及び心室においてペーシングするために心房及び心室ペーシング及びセンシング電極と共に取付け可能な二重室ペースメーカーパルス発生器であって、 心房の正常なペーシングレート逸脱期間を確立するための可変逸脱期間タイミング手段、 正常なペースパルスエネルギーにおける心房検出事象信号の欠如の際に前記の心房正常レート逸脱期間の終了時に前記の心房電極において心房ペースパルスを発生するための心房ペースパルス発生器手段、 前記の心房正常ペーシングレート逸脱期間の少なくとも重要部分の期間中における心房組織の自然復極に応答して心房検出事象信号を発生するための、前記の心房電極に結合された心房センシング手段、 心房検出事象信号又は心房ペースパルスに時間的に関連して始まるA-V遅延期間を確立するための心房-心室遅延タイミング手段、 心室組織の復極に応答して心室検出事象信号を発生するための、前記の心室電極に結合された心室センシング手段、 前記のA-V遅延期間内に検出された心室検出事象信号の欠如の際に前記のA-V遅延期間の終了時に前記の心室電極において心室ペースパルスを発生するための心室ペースパルス発生器手段、 前記の逸脱期間タイミング手段を心房ペース試験逸脱期間において動作させて、心房ペース試験逸脱期間の終了時に、心房ペース試験サイクルにおいて前記の正常心房ペースパルスエネルギーから変化する心房ペース試験パルスエネルギーで前記心房ペースパルス発生器手段による心房ペース試験刺激の供給を開始するための心房刺激しきい値試験手段、 心房ペース試験刺激の供給に続くA-V遅延期間の少なくとも一部分における心室検出事象信号の検出によって心房ペース試験刺激の供給に続く心房捕捉を宣言するための、前記の心室センシング手段に応答する心房捕捉検出手段、及び A-V遅延期間において検出された心室検出事象信号の欠如によって心房ペース試験刺激の供給に続く心房捕捉喪失を宣言するための、前記の心室センシング手段に応答する心房捕捉喪失検出手段、を含んでいる二重室ペースメーカーパルス発生器。

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