特許
J-GLOBAL ID:200903050256122270

制御弁

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-265009
公開番号(公開出願番号):特開平9-079410
出願日: 1995年09月18日
公開日(公表日): 1997年03月25日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、電動弁A部と四方弁B部とからなる従来の制御弁において、四方弁の弁体にバイパス弁51を付加させると共に伝達装置のガイドブッシュに通孔を設けることにより、従来、冷凍サイクルのバイパス回路のオン・オフ制御に用いられていた二方弁の機能を付加させことを目的とする。【構成】 本発明の制御弁は、電動弁A部と四方弁B部と電動弁A部の弁口が全開直前の位置と全閉直前の位置において回転を伝える伝達装置C部とにより構成される制御弁において、四方弁Bの弁体39下部の開口に遅延連結部55を構成し、該開口には上半部及び下半部の外周を扇状に切り欠いて遅延連結部53を設けると共に、底面に弁シール部54を形成してなるバイパス弁51が嵌め込まれている。また、前記伝達装置Cのガイドブッシュ26には、前記扇状の切欠きと対峙させて通孔57を設けている。
請求項(抜粋):
非磁性体からなるケース1外周部の固定子コイル2への通電によるケース1内の回転子5の回転により、この回転子5の中心下方に一体的に設けられたねじ軸4を介してねじ軸先端の針状弁3を上下動させ、ケース1の下端に設けた弁ボディ6下部の弁口8の開度を制御する電動弁A部と、少なくとも3つの開口を同心円上に設けた金属円板状の弁座37を前記ケース1の上端に設け、この弁座37の下面を摺動回転して前記3つの開口の少なくとも2つを気密的に連通させ、他の1つの開口は開放状態とする弁体39とからなる四方弁B部と、前記電動弁A部の回転子5と四方弁B部の弁体39との間に設けた、電動弁A部の弁口8が全開直前の位置と全閉直前の位置において回転を伝える伝達装置C部とにより構成され、前記電動弁A部の回転子5の回転力を利用して、電動弁A部の弁口8の絞り開閉と四方弁B部の弁体39の回転による流路切換とを連動して行なう制御弁において、前記弁体39下部のボス24下面を開口してその壁面に突起56を対向させて設けて遅延連結部55を構成し、前記開口に挿入されるバイパス弁51には、その上半部外周を扇状に切り欠いて遅延連結部53を設けると共に、中心部に内歯52が形成された下半部の外周にも同様に扇状に切り欠き、さらに底面に弁シール部54を形成し、前記伝達装置Cのガイドブッシュ26には、その中心部に上端部に外歯29を設けた連結棒28を気密的に且つ回転自在に設けると共に通孔57を設け、前記バイパス弁51の遅延連結部53と弁体39の遅延連結部55とにより、バイパス弁51を、伝達装置C部及び弁体39とそれぞれ所定の回転角度をもって前記遅延連動させるのに際し、前記弁体39が回転するまでの間は電動弁Aの空間61と前記四方弁Bの空間62が連通するようにしたことを特徴とする制御弁。
IPC (3件):
F16K 31/04 ,  F16K 11/074 ,  F25B 41/04
FI (4件):
F16K 31/04 A ,  F16K 11/074 Z ,  F25B 41/04 C ,  F25B 41/04 Z

前のページに戻る