特許
J-GLOBAL ID:200903050269920613

金属チタンの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 興作 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-330095
公開番号(公開出願番号):特開2002-129250
出願日: 2000年10月30日
公開日(公表日): 2002年05月09日
要約:
【要約】【課題】 連続式かつ循環式工程によって、酸化チタンから金属チタンを製造する。【解決手段】 粉末酸化チタンを(Ca+CaCl2)混相還元剤と混合し、 900〜1000°Cの温度で錬成することによりチタン粒子を生成させ、同時に塩化カルシウムと酸化カルシウムの混合副生成物を得る第1工程と、上記第1工程で回収された還元生成物を、塩素ガスが吹き込まれている水中に投入、撹拌することにより、チタン粒子を水溶液中で分離する第2工程と、上記第2工程で回収された粉末チタンを洗條、乾燥後、成形および焼結により電極棒としたのち、アーク溶解によりチタンインゴットを得る第3工程と、上記第2工程においてチタン粒子を除去した水溶液を、蒸発乾固後、800 °C以上の温度に加熱して溶融塩化カルシウムを得る第4工程および上記第4工程で回収された溶融塩化カルシウムを 850〜950 °Cで電気分解を施して溶融(Ca+CaCl2)混相と塩素ガスに分離し、前者は第1工程の還元剤として、一方後者は第2工程における塩素ガスとしてそれぞれ循環使用する第5工程とを結合する。
請求項(抜粋):
粉末酸化チタンを、カルシウムとカルシウムを飽和濃度まで溶かし込んだ塩化カルシウムとの2相(以下(Ca+CaCl2)混相という)からなる還元剤と混合し、 900〜1000°Cの温度で錬成することによりチタン粒子を生成させ、同時に塩化カルシウムと酸化カルシウムの混合副生成物を得る第1工程、上記第1工程で回収されたチタン粒子、塩化カルシウムおよび酸化カルシウムからなる還元生成物を、塩素ガスが吹き込まれている水中に投入、撹拌することにより、チタン粒子を水溶液中で分離する第2工程、上記第2工程で回収された粉末チタンを、さらに純水で洗條、乾燥したのち、成形および焼結により電極棒とし、ついでアーク溶解によりチタンインゴットを得る第3工程、上記第2工程においてチタン粒子を除去した水溶液を、蒸発乾固した後、800°C以上の温度に加熱して溶融塩化カルシウムを得る第4工程および上記第4工程で回収された溶融塩化カルシウムを電解槽に直投し、 850〜950°Cで電気分解を施して溶融(Ca+CaCl2)混相と塩素ガスに分離し、前者は第1工程の還元剤として、一方後者は第2工程における塩素ガスとしてそれぞれ循環使用する第5工程の結合になることを特徴とする金属チタンの製造方法。
IPC (6件):
C22B 34/12 102 ,  C22B 5/02 ,  C22B 9/10 101 ,  C22B 9/20 ,  C25C 3/02 ,  C25C 3/22
FI (6件):
C22B 34/12 102 ,  C22B 5/02 ,  C22B 9/10 101 ,  C22B 9/20 ,  C25C 3/02 B ,  C25C 3/22
Fターム (13件):
4K001AA27 ,  4K001BA05 ,  4K001DA05 ,  4K058AA13 ,  4K058AA18 ,  4K058BA04 ,  4K058BA33 ,  4K058BB05 ,  4K058CB05 ,  4K058CB17 ,  4K058FC05 ,  4K058FC14 ,  4K058FC26
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特公昭31-002153
  • 特公昭32-000607

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