特許
J-GLOBAL ID:200903050274701415

固体レーザ発振器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大島 陽一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-272427
公開番号(公開出願番号):特開平6-097543
出願日: 1992年09月14日
公開日(公表日): 1994年04月08日
要約:
【要約】【目的】 放射光の光分布が異方性を有する励起光源を用いた場合の、固体レーザ媒質の光軸に対して垂直な面の異方的な温度上昇を低減し、固体レーザ媒質の異方性を有する熱レンズ効果、熱収差効果、熱復屈折効果を低減する。【構成】 固体レーザ媒質の端面の少なくともいずれか一方に密着し、励起光が入射及び/または出射すると共に固体レーザ媒質の異方的な熱分布を補償して等方的な熱分布となるような形状をなす孔を有する放熱部材を設けることにより、固体レーザに於て異方性を有する熱レンズ効果、熱収差効果及び熱複屈折効果を低減することが可能となることから、レーザ光の収差を低減でき、高品質の光ビームを得ることが期待できる。また第二高調波を利用する光源では、偏光面制御が大きな励起光強度まで可能となるので、高出力かつ低ノイズの緑色光源を提供することができる。
請求項(抜粋):
1対のミラーからなる共振器と、前記共振器中に配置された固体レーザ媒質と、前記固体レーザ媒質を端面励起するべく光軸に対して垂直な面について異方的に分布する励起光を発生する励起光源と、前記固体レーザ媒質に発生した熱を放熱させる手段とを備える固体レーザ発振器に於て、前記放熱手段が、前記固体レーザ媒質の端面の少なくともいずれか一方に密着すると共に前記励起光が入射及び/または出射する孔を有する放熱部材からなり、前記孔が、前記異方的な熱分布を補償して等方的な熱分布となるような形状をなすことを特徴とする固体レーザ発振器。

前のページに戻る