特許
J-GLOBAL ID:200903050304547653

音響エコーキャンセラ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-216527
公開番号(公開出願番号):特開平7-074680
出願日: 1993年08月31日
公開日(公表日): 1995年03月17日
要約:
【要約】【目的】本発明は、音声会議装置、TV会議装置に使用し、音響エコーを抑制する音響エコーキャンセラに関する。【構成】適応デジタルフィルタを有する第1の擬似エコー信号生成手段と、第1の残差エコーを算出するための第1の減算手段と、固定デジタルフィルタを有する第2の擬似エコー信号生成手段と、第2の残差エコーを算出するための第2の減算手段と、ダブルトーク状態検出手段とから構成され、ダブルトーク状態が検出されたとき、第2の擬似エコー信号生成手段は第1の擬似エコー信号生成手段に先行してダブルトーク状態を検出できるためダブルトーク状態検出直後であっても誤動作による不快なノイズ発生の問題は生じない。
請求項(抜粋):
受話信号入力端子と、受話信号出力端子と、送話信号入力端子と、送話信号出力端子と、前記受話信号出力端子から反響経路を介して前記送話信号入力端子に廻り込む受話信号のエコー成分を含む送話信号から複数個のタップを有する適応デジタルフィルタを有する第1の擬似エコー信号生成手段から生成される擬似エコー成分を差分して第1の残差エコーを求める第1の減算回路と、前記タップ係数を入力音声及び第1の残差エコーに応じて第1の残差エコーを零に収束させるためにタップ係数を設定更新するためのタップ係数更新手段とから構成される音響エコーキャンセラにおいて、音響エコー信号から第2の擬似エコー信号を生成するための固定デジタルフィルタを有する第2の擬似エコー信号生成手段から生成される擬似エコー成分を差分して第2の残差エコーを求める第2の減算回路と、第2の残差エコーの変化を観測しダブルトーク状態であるかどうかを検出するためのダブルトーク状態検出手段と、前記第2の擬似エコー信号生成手段に入力された入力音声を一定時間遅延させるための第1の遅延手段と、前記第1の減算手段に入力された音響エコー信号を一定時間遅延させるための第2の遅延手段とを有することを特徴とする音響エコーキャンセラ。

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