特許
J-GLOBAL ID:200903050338180082

無線中継増幅装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-289249
公開番号(公開出願番号):特開平11-112402
出願日: 1997年10月07日
公開日(公表日): 1999年04月23日
要約:
【要約】【課題】28MHz帯の無線呼出しシステムにおける基地局からの電波を不感地にいる移動局に対して中継増幅する中継増幅器であって、送信アンテナ16からの送信出力の一部が受信アンテナ1に廻り込んで異常発振を起こすのを抑圧する方法をさらに改善する。【解決手段】使用帯域の中の各チャネル毎に選択増幅して増幅帯域幅(エネルギー)を小さくし、各ch選択増幅部27は、ミキサ5で280MHzの受信波f0 を約90MHzのIFに変換して微小周波数偏移Δf与え(9)た後、高周波f0 +Δfに変換(12)して電力増幅(13)する。結合器11でIF信号を抽出し位相,振幅,遅延時間を制御して合成器6で廻り込み成分(f0 +Δf)を抑えるIF相殺系と、結合器14で抽出しRF信号を同様に制御して合成器3で抑えるRF相殺系を設けて異常発振を抑えるようにした。
請求項(抜粋):
基地局からの電波を受信する受信アンテナと、受信した高周波信号の使用帯域信号を選択する帯域フィルタと、該帯域フィルタの出力周波数をΔf(数十Hz)だけ微小偏移させた後増幅する増幅部と、該増幅部の出力の高調波を除去する低域フィルタと、該低域フィルタの出力を移動局に対して送信する送信アンテナとを備えた無線中継増幅装置において、前記帯域フィルタの出力を使用帯域の中のチャネルの数に分配する分配器と、該分配器の出力を各チャネル毎に選択増幅する複数のチャネル選択増幅部と、該複数のチャネル選択増幅部の出力を合成して前記低域フィルタに入力する合成器とが備えられ、前記複数のチャネル選択増幅部のそれぞれは、受信信号と高周波帰還信号とを合成する第1の合成器と、該第1の合成器の出力の周波数を前記受信信号の周波数より低い中間周波数に変換する第1のミキサと、該ミキサの出力と中間周波帰還信号とを合成する第2の合成器と、該第2の合成器の出力から当該チャネルの周波数のみを選択するチャネルフィルタと、該チャネルフィルタの出力周波数を第1の方向性結合器を介して前記Δf(数十Hz)だけ微小偏移させる周波数偏移器と、該周波数偏移器の出力レベルを調節する第1の可変減衰器と、該第1の可変減衰器の出力を第2の方向性結合器を介したのち微小偏移した高周波信号に変換する第2のミキサと、該第2のミキサの出力を増幅する電力増幅器と、該電力増幅器の出力を通過させて前記低域フィルタに入力する第3の方向性結合器とを備えるとともに、前記第2の方向性結合器によって抽出した中間周波段の出力側信号を、第1の可変移相器,第2の可変減衰器,第1の可変遅延器とが直列接続された中間周波帰還回路で位相とレベルと遅延時間を変化させて前記中間周波帰還信号として前記第2の合成器に入力して前記送信アンテナから送出される電波の一部が前記受信アンテナに廻り込んだ成分を相殺する中間周波相殺系と、前記第3の方向性結合器によって抽出した高周波段の出力側信号を、第2の可変移相器,第3の可変減衰器,第2の可変遅延器とが直列接続された高周波帰還回路で位相とレベルと遅延時間を変化させて前記高周波帰還信号として前記第1の合成器に入力して前記送信アンテナから送出される電波の一部が前記受信アンテナに廻り込んだ成分を相殺する高周波相殺系と、前記第1の方向性結合器によって抽出した前記使用帯域信号に、前記微小偏移した帯域信号が重畳されているか否かを監視し、そのビート周波数成分のレベルを検出する受信機と、該受信機で検出されたビート周波数成分のレベルがしきい値を超えたとき、該ビート周波数成分のレベルが零になるように前記中間周波相殺系と前記高周波相殺系の可変素子の値を制御する制御部とが備えられたことを特徴とする無線中継増幅装置。
IPC (4件):
H04B 7/15 ,  H03F 1/14 ,  H03F 1/34 ,  H04B 7/26
FI (4件):
H04B 7/15 Z ,  H03F 1/14 ,  H03F 1/34 ,  H04B 7/26 A

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