特許
J-GLOBAL ID:200903050348158328

ビームフォーマを用いた信号入力装置及び信号入力用プログラムを記録した記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-356015
公開番号(公開出願番号):特開2000-181498
出願日: 1998年12月15日
公開日(公表日): 2000年06月30日
要約:
【要約】【課題】任意の方向からの目的信号入力を可能にする。【解決手段】マイクロフォン101a,101bで受けてディジタル化された信号を周波数分析部102にて各チャネル毎に周波数分析し、周波数スペクトルを出力する。ビームフォーマ103,104はその周波数スペクトルを用いて適応フィルタ処理で目的音,雑音の到来方向に指向性を集中し、目的音,雑音の周波数スペクトルを出力する。方向推定部105,106はビームフォーマ104,103の適応フィルタから目的音,雑音の方向を推定し、その結果に基づき修正部109,110がビームフォーマ103,104の入力方向を逐次修正する。修正部109,110は、目的音,雑音の周波数スペクトルに基づき方向雑音抽出部107で雑音到来方向から雑音が抽出され、それが特定キーワードであると方向雑音判定部108で判定されると、その方向が目的音方向となるよう修正する。
請求項(抜粋):
空間を伝搬する信号を少なくとも2箇所の異なった位置で受信して量子化することで得られた量子化ディジタル信号を入力し、入力した各受信位置に対応する量子化ディジタル信号を複数の周波数帯域毎に周波数分析して各周波数帯域毎の周波数スペクトルを出力する周波数分析手段と、前記各周波数帯域毎の周波数スペクトルを用いて適応フィルタ処理により目的信号以外の到来方向の信号の抑圧処理を行って目的信号を出力する第1のビームフォーマ処理手段と、前記各周波数帯域毎の周波数スペクトルを用いて適応フィルタ処理により目的信号の到来方向の信号の抑圧処理を行って目的信号以外の雑音を出力する第2のビームフォーマ処理手段と、前記第1のビームフォーマ処理手段で計算される適応フィルタ係数から雑音の方向を推定する雑音方向推定手段と、前記第2のビームフォーマ処理手段で計算される適応フィルタ係数から目的信号の方向を推定する目的信号方向推定手段と、前記第1のビームフォーマ処理手段で計算される周波数スペクトルと前記第2のビームフォーマ処理手段で計算される周波数スペクトルを用いて雑音到来方向からの雑音を抽出する方向雑音抽出手段と、前記方向雑音抽出手段によって抽出された雑音が特定のキーワード或いは特定周波数信号であるか否かを判定する方向雑音判定手段と、前記第1のビームフォーマ処理手段において入力対象とする目的信号の到来方向である第1の入力方向を、前記目的信号方向推定手段で推定された目的信号方向に基づいて逐次修正する一方、前記方向雑音抽出手段によって抽出された雑音が前記特定のキーワード或いは特定周波数信号であると前記方向雑音判定手段により判定された場合には、その特定のキーワード或いは特定周波数信号を発した方向が目的信号方向となるように前記第1の入力方向を修正する目的信号方向修正手段と、前記第2のビームフォーマ処理手段において入力対象とする雑音の到来方向である第2の入力方向を、前記雑音方向推定手段で推定された雑音方向に基づいて逐次修正する一方、前記方向雑音抽出手段によって抽出された雑音が前記特定のキーワード或いは特定周波数信号であると前記方向雑音判定手段により判定された場合には、その特定のキーワード或いは特定周波数信号を発した方向が目的信号方向となるように前記第2の入力方向を修正する雑音方向修正手段とを具備することを特徴とする信号入力装置。
IPC (2件):
G10L 21/02 ,  H04B 1/10
FI (2件):
G10L 3/02 301 E ,  H04B 1/10 L
Fターム (15件):
5D015DD02 ,  5D015EE05 ,  5K052AA01 ,  5K052BB23 ,  5K052DD01 ,  5K052EE12 ,  5K052EE40 ,  5K052FF02 ,  5K052FF31 ,  9A001BB06 ,  9A001EZ05 ,  9A001GZ03 ,  9A001GZ04 ,  9A001HH17 ,  9A001HH34

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