特許
J-GLOBAL ID:200903050356870932

天然型化学連結反応によるタンパク質の合成

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-533261
公開番号(公開出願番号):特表平11-508874
出願日: 1995年05月04日
公開日(公表日): 1999年08月03日
要約:
【要約】天然型ペプチドバックボーンを有する中程度の大きさのタンパク質が、天然型化学連結反応法によって製造される。天然型化学連結反応は、チオエステル-リンクされた一時的な中間体を製造するために、2つの保護されていないペプチド断片の化学選択的反応を利用する。一時的なチオエステル-リンクされた中間体は、次いで自然に転位反応を起こし、連結部位に天然型ペプチド結合を有する完全な長さの連結生成物を与える。完全な長さの生成物は、細胞フリーの合成によって製造されるタンパク質と化学的に同一である。完全な長さの連結生成物は、許容される限りリフォールドおよび/又は酸化されてよく、天然型ジスルフィド含有のタンパク質分子を形成する。天然型化学連結の手法は、完全な長さのタンパク質を化学的に合成するのに採用することができる。
請求項(抜粋):
第1のオリゴペプチドと、第2のオリゴペプチドとを末端同士(end to end)で連結して、オリゴペプチド生成物を製造する方法;該方法は以下の工程からなる。 工程A:第1と第2のオリゴペプチドを触媒チオールを含む反応溶液中で混合させること;前記第1のオリゴペプチドは、C-末端チオエステルを含む;前記第1のオリゴペプチドは、酸化されていないスルフヒドリル側鎖を有するN-末端システインを含む;次いで 工程B:前記N-末端システインの酸化されていないスルフヒドリル側鎖を、前記C-末端チオエステルと縮合させ、前記第1と第2のオリゴペプチドをβ-アミノチオエステル結合でリンクする中間体オリゴペプチドを製造すること;そして、次いで 工程C:前記工程Bの中間体オリゴペプチドのβ-アミノチオエステル結合を転位させ、前記第1と第2のオリゴペプチドとをアミド結合でリンクするオリゴペプチド生成物を製造すること。
IPC (3件):
C07K 1/02 ,  C07K 1/04 ,  C07K 1/08
FI (3件):
C07K 1/02 ,  C07K 1/04 ,  C07K 1/08

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