特許
J-GLOBAL ID:200903050391573223
スキッドコントロール及びトラクションスリップコントロール装置を有する油圧ブレーキ装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-182092
公開番号(公開出願番号):特開平6-166366
出願日: 1992年07月09日
公開日(公表日): 1994年06月14日
要約:
【要約】【目的】 スキッドコントロール及びトラクションスリップコントロール装置を有する油圧ブレーキ装置において、車輪ブレーキにおける圧力の形成が迅速に行われるようにすること。【構成】 油圧ブレーキ装置10はマスタブレーキシリンダ15と車輪ブレーキ18との間を延びるブレーキ導管17を有し、このブレーキ導管17に絞り個所30が配置されている。ブレーキ導管17には絞り個所30と、車輪ブレーキ18におけるブレーキ圧の変調を行う、車輪ブレーキ側の弁装置33との間で、トラクションスリップコントロール運転時に圧力媒体を供給する高圧ポンプ41の吐出導管46が開口している。絞り個所30は制御開始及び制御解消に際しては迂回可能である。
請求項(抜粋):
スキッドコントロール及びトラクションスリップコントロール装置を有する油圧ブレーキ装置であって、(イ)ペダル操作可能なマスタブレーキシリンダ(15)から1つのブレーキ回路(I)のブレーキ導管(17)が1つの車輪ブレーキ(18)へ通じており、(ロ)車輪ブレーキ(18)にはブレーキ圧を変調するための弁装置(33)が配属され、該弁装置(33)がブレーキ装置(17)内に配置された入口弁(34)と出口弁(40)とを有しており、(ハ)ブレーキ導管(17)内にはマスタブレーキシリンダ側に第1の遮断弁(27)が配置されており、該遮断弁(27)がトラクションスリップコントロール運転時に遮断位置(27b)をとるようになっており、(ニ)第1の遮断弁(27)が、マスタブレーキシリンダ(15)から車輪ブレーキ(18)へ圧力媒体を流す第1の逆止弁(29)を有する第1のバイパス導管(28)により迂回されており、(ホ)入口弁(34)が車輪ブレーキ(18)からマスタブレーキシリンダ(15)へ圧力媒体を流す第2の逆止弁(36)を有する第2のバイパス導管(35)により迂回されており、(ヘ)高圧ポンプ(41)がマスタブレーキシリンダ(15)と第1の遮断弁(27)との間で吸込み導管(44)によりブレーキ導管(17)に接続されかつ第1の遮断弁(27)と入口弁(34)との間で吐出導管(46)によりブレーキ導管(17)に接続されており、(ト)高圧ポンプ(41)が吸込み側で戻し導管(39)により弁装置(33)の出口弁(40)と接続されており、(チ)吸込み導管(44)に第2の遮断弁(50)が配置されており、該遮断弁(50)が1つの遮断位置(50a)と1つの流通位置(50b)とを備えており、(リ)高圧ポンプ(41)の後ろには吐出側で、吐出導管(46)内にある緩衝室(47)と絞り個所(30)とが配置されており、(ヌ)ブレーキ導管(17)にはマスタブレーキシリンダ(15)から車輪ブレーキ(18)に向かって圧力媒体を流す第3の逆止弁(49)を有する第3の逆止弁(49)を有する第3のバイパス導管(48)が接続されている形式のものにおいて、(ル)絞り個所(30)が第1の遮断弁(27)とブレーキ導管(17)への吐出導管(46)の接続部との間で、ブレーキ導管(17)に配置されており、(ヲ)入口弁(34)のバイパス導管(35)が少なくとも間接的に絞り個所(30)と第1の遮断弁(27)との間でブレーキ導管(17)と接続されており、(ワ)第3のバイパス導管(48)が一方では弁装置(33)の入口弁(34)と絞り個所(30)との間でかつ他方では少なくとも間接的に絞り個所(30)と第1の遮断弁(27)との間でブレーキ導管(17)に接続されていることを特徴とする、スキッドコントロール及びトラクションスリップコントロール装置を有する油圧ブレーキ装置。
IPC (2件):
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