特許
J-GLOBAL ID:200903050442223940
完全密封性および自動調圧機能を備えた包装体
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大石 征郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-121508
公開番号(公開出願番号):特開平11-310278
出願日: 1998年04月30日
公開日(公表日): 1999年11月09日
要約:
【要約】【課題】 加熱速度や内容物の量および含有水分量の如何にかかわらず、加熱に際し袋内が所定の内圧に達したときに、袋の特定の部位から袋内の圧力を確実かつ自動的に逃がすことができ、しかも製造工程およびコスト的にも有利である完全密封性および自動調圧機能を備えた包装体を提供することを目的とする。【解決手段】 胴部をシールする合掌シール部(2) と、端縁シール部(3), (3)とを有している袋内に内容物(O) が収容された包装体である。合掌シール部(2) に近接する袋本体側には、合掌シール部(2) の長さ方向に沿って、シーラント層(1b)をカットする切れ目(4) を形成してある。切れ目(4) を含む領域の基材フィルム層(1a)とシーラント層(1b)との界面には、低融点のパートコート層(5) が合掌シール部(2) の長さ方向に沿って少なくとも部分的に帯状に設けられている。パートコート層(5) は、合掌シール部(2) に形成した排気口(6) 、または端縁シール部(3), (3)に形成した排気口(6) または非シール部(7) に連絡している。
請求項(抜粋):
基材フィルム層(1a)/シーラント層(1b)からなる積層フィルム(1) を製袋してなる袋内に内容物(O) が収容された包装体であって、その袋は、胴部をシールする合掌シール部(2) と、両開口端縁をシールする端縁シール部(3), (3)とを有し、その合掌シール部(2) に近接する袋本体側には、その合掌シール部(2) の長さ方向に沿って、シーラント層(1b)をカットする切れ目(4) を形成してあり、その切れ目(4) を含む領域の基材フィルム層(1a)とシーラント層(1b)との界面には、シーラント層(1b)よりも低い融点を有する熱溶融性樹脂によるパートコート層(5) が、合掌シール部(2) の長さ方向に沿って帯状に少なくとも部分的に設けられており、さらに、(イ)帯状のパートコート層(5) は、切れ目(4) を含む領域から合掌シール部(2) の中央領域に至るまでの帯巾を有しており、かつその合掌シール部(2) の切れ目(4) 設置側の積層フィルム(1) または基材フィルム層(1a)に排気口(6) が設けられているか、(ロ)帯状のパートコート層(5) の帯端側が端縁シール部(3) と重なる個所の積層フィルム(1) に、排気口(6) または部分的な非シール部(7) が設けられていること、を特徴とする完全密封性および自動調圧機能を備えた包装体。
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