特許

J-GLOBAL ID：200903050456820703

異電源切替装置及び列車制御装置

発明者： 増山 隆雄
出願人/特許権者： 株式会社東芝
代理人 (1件)： 三好 秀和 (外3名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-292935
公開番号（公開出願番号）：特開平11-123958
出願日： 1997年10月24日
公開日（公表日）： 1999年05月11日
要約：

【要約】【課題】 列車が中セクションを通過する時の突入電流を抑制し、信頼性の高い異電源切替制御を行う。【解決手段】 この異電源切替装置は、地上側の電圧検出回路26によって中セクション3における列車退出側のき電線21の電圧を検出し、電圧情報送信回路25によってこの電圧情報を中セクションを通過する列車4に送信する。列車4側では、電圧情報受信回路31によって地上側からの電圧情報を受信し、逆励磁制御回路32がこの受信した電圧情報に相応する電圧で車両用変圧器8を逆励磁する。これによって、列車4が中セクション3へ進入して列車進入側切替開閉器1を開放し、列車退出側切替開閉器2を投入して電源系統を切替える時に、この列車進行方向側のき電線21の電圧に合わせて車両用変圧器8を逆励磁し、突入電流が列車の主回路に流れるのを抑制し、変電所側での保護リレーの不要動作を防止し、また系統の共振現象といった上位系統まで影響を与える現象の発生も抑制する。

請求項（抜粋）：

異なる交流が供給されるき電線間に設けられた中セクションに対して接続され、列車進入側き電線からの交流の供給を接・断するための列車進入側切替開閉手段と、前記中セクションに対して接続され、列車退出側き電線からの交流の供給を接・断するための列車退出側切替開閉手段と、前記中セクションに列車が進入した時に、前記列車進入側切替開閉手段を開放し、前記列車退出側切替開閉手段を投入する異電源切替制御手段と、前記列車退出側き電線のき電線電圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段の検出する電圧情報を前記中セクションを通過する列車に送信し、この電圧情報に相応する電圧を当該列車の主回路から発生させて当該列車の車両用変圧手段を逆励磁させる電圧情報送信手段とを備えて成る異電源切替装置。