特許
J-GLOBAL ID:200903050460872653

音声符号化方法およびこの方法を用いた音声符号化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-029284
公開番号(公開出願番号):特開平7-239699
出願日: 1994年02月28日
公開日(公表日): 1995年09月12日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 低ビットレートでも高品質な合成音声を得ることのできる、音声符号化方法を提供する。【構成】 合成フィルタの係数は過去の符号化音声から、合成フィルタ係数計算部10で求める。入力音声を音声分類部2で有声音と無声音に分類し、有声音では長期予測ラグ符号化部3で長期予測ラグの差分量子化により、複数の量子化レベルをもつ長期予測ラグ符号帳32、33から量子化した差分量を選択し、ラグの量子化結果に従い、長期予測フィルタ符号化部5で長期予測フィルタの形状の選択と係数を量子化を行う。無声音では長期予測を行なわない。励起ベクトル選択部5で励起ベクトルを選択し、後ろ向き利得適応部7で長期予測ベクトルと励起ベクトルにかける利得を後ろ向きに予測する。伝送符号作成部9は長期予測ラグと長期予測フィルタ、励起ベクトルの各選択結果a、b、cから復号部へ伝送する符号を作成する。
請求項(抜粋):
入力音声信号をあらかじめ定めた時間長に分割した音声フレームに対して、合成フィルタの係数を決定する手段と、過去の符号化結果と長期予測情報に基づいた、前記合成フィルタ通過後の長期予測ベクトルの候補と、前記音声フレームとの誤差を算出する手段と、前記誤差に応じ適当な長期予測情報の候補を選択する手段と、前記合成フィルタ通過後の予めテーブルに格納された励起ベクトルの複数の候補と、前記音声フレームとの誤差を算出する手段と、前記誤差に応じ適当な励起ベクトルの候補を選択する手段と、前記誤差を最小とするよう前記励起ベクトルの候補に掛け合わされる利得を算出する手段を備える音声符号化方法において、前記長期予測情報の一つとして長期予測ラグを用い、前記長期予測において、現音声フレームで選択された長期予測ラグと、現音声フレームより以前の音声フレームで選択された長期予測ラグとの連続性の度合いに従い、複数の符号化方法の中から、現フレームの符号化方法を選択することを特徴とする音声符号化方法。

前のページに戻る