特許
J-GLOBAL ID:200903050487659684

軽量ドライブシヤフト

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 絹谷 信雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-020710
公開番号(公開出願番号):特開平5-057335
出願日: 1991年02月14日
公開日(公表日): 1993年03月09日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】管状金属ブランクからの押出し加工による、自動車等用の軽量ドライブシャフトの製造方法を提供する。【構成】ドライブシャフトは薄壁の中央部11と厚壁の両端部12,13とを有する。管状ブランクを管状ダイ25に挿入し、パンチ30をダイ内へ挿入しエクステンション32をブランク内に進入させる。パンチを押進めると、ダイスロート27から押出されたブランク前端部が内方へつぶされ厚壁部が形成される。パンチエクステンションはダイスロート部に到達するとマンドリンとして作用し、薄壁の中央部が所定の長さまで押出される。次に第2のブランクをダイに挿入し押出しを続けると、第1のブランクの後端部の押出しが終了し、ドライブシャフトが形成される。第1のブランクの押出しが完全に終了するまで第1のブランク後端部と第2のブランク前端部はそれぞれ内方へつぶされ厚壁端部を形成する。その後、このサイクルが繰返される。
請求項(抜粋):
自動車等で用いられる回転動力伝達用の軽量細長ドライブシャフトを製造する方法において、リーディングエンド(前端)とトレーリングエンド(後端)とを有す管状金属ブランクを開口端を有す管状ダイ内に配し、該ダイがエントリーエンドを有し、ブランクが該エントリーエンドを通って挿入されダイ内に位置されるものであり、上記ダイが出口を有し、該出口が環状の径方向内方に延びるダイスロートとして形成されており、該ダイスロートの直径が上記ブランクの外径より小さく、上記ブランクのリーディングエッヂが上記スロートを通っての押出しのために上記スロートの近くに位置され、力を作用させるためのパンチを上記ダイエントリーエンドへ挿入し、上記パンチを上記ダイにしっかりと挿入係合させ、上記パンチが環状の比較的ブラント(blunt)な面のリーディングエンドを有し、上記パンチのリーディングエンドが上記ブランクのトレーリングエンドにオーバーラップすると共に係合するようにし、上記パンチが長手方向にアライメントされたパンチエクステンションを有し、該エクステンションが上記パンチエンドから延びて上記ブランクの管状内側開口部に挿入され該開口部にしっかりと係合し、上記パンチエクステンションが上記ブランクのトレーリングエンドからブランクのリーディングエンドに向かって延び、上記エクステンションの先端がブランクの内側から所定の距離にあり、所定の距離だけ上記パンチをそのエクステンションと共に上記ダイに対し長手方向にダイスロートの方向へ移動し、上記パンチエクステンションが上記ダイスロートから長手方向内方に隔てられたままであり、上記ブランクのリーディングエンドを上記ダイスロートを通して押出し、これにより、同時に上記ブランクのリーディングエンドを径方向内方につぶし上記エンドを所定長の厚壁管状押出部とし、この際、上記所定長が上記ダイスロートの外にあるパンチエクステンションの長さに相当するようにし、上記パンチが上記ダイスロートに入るまで、上記ダイ内に位置されて長手方向に動くパンチエクステンションと共に上記パンチを動かし続け、その後、この長手方向の運動を続けて、対応するブランクの部分を細長い薄壁の所定長の部分に押出成形し、上記薄壁部の押出成形の終了と共に上記パンチの運動を停止し、パンチとそのエクステンションをダイの内に残っているブランクの部分からをダイの外へ引出し、第1のブランクと同様な第2のブランクを上記ダイに挿入し、上記パンチを上記ダイに再び挿入し、この際パンチエクステンションが上記第2のブランクの管状内側開口部にしっかりと係合するようにすると共に、上記パンチのブラントな端部が第2のブランクのトレーリングエンドに係合するようにし、これによりパンチエクステンションが、第2のブランクのリーディングエンド長手方向内方に第1のブランクの場合と略同じ所定の距離のところへ上記トレーリングエンドから延び、上記パンチを長手方向に動かして上記第2のブランクのリーディングエンドを上記第1のトレーリングエンドに対して強制し第1のブランクのトレーリングエンド部をダイスロートを通して押出し、その後、第2のブランクのリーディングエンドがダイスロートを通して押出し、一方、パンチエクステンションがダイスロートから長手方向内方に隔てられ、第1のブランクと第2のブランクのトレーリングエンドとリーディングエンドがダイスロートを通って押出されるとそれぞれ径方向内方につぶされて第1のブランクのリーディングエンドに形成された厚壁部に相当する厚壁部分が形成され、上記第1のブランクが上記第2のブランクを動かすことにより上記ダイスロートを通って完全に押出されるまで上記パンチの動きを続け、その後上述のステップを繰返して押出シャフトを連続的に製造することを特徴とする方法。
IPC (3件):
B21C 23/08 ,  B21C 25/08 ,  F16C 3/02
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭62-291198

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