特許
J-GLOBAL ID:200903050571568961

土石流止め工

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉村 勝俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-349117
公開番号(公開出願番号):特開平9-170218
出願日: 1995年12月19日
公開日(公表日): 1997年06月30日
要約:
【要約】【課題】 コンクリート基礎を使用することなく、土石の堆積による自然力を利用して土石流止め工を安定的に河床に固定設置できるようにすること。【解決手段】 鋼管製ベッド2は底面板6と受圧フィン7とを備える鋼管杭5を下面に備え、河床面に略平行であり土石流の方向へ延びるように埋設される。この鋼管製ベッド2の下流部分に鋼管製櫓3が乗載固定され、下部分を鋼管製ベッド2と共に埋設した状態で土石流に対面するように設置される。鋼管製櫓3の下流側部分には土石流をせき止める透過型構造の鋼管格子3Aが形成される。その上流側部分は土石流が鋼管製ベッド2上を移動して鋼管格子3Aへ到るのを可能にする門形構造3Bであり、鋼管製ベッド2は鋼管格子3Aの高さまで土石等が堆積しても土石流止め工1を流失・転倒させることのない量の土砂を乗載することができる長さに選定されている。
請求項(抜粋):
鋼管の下端に上載土砂の重みを利用して動きを抑止する底面板が取りつけられると共に、土中埋設部分の周囲に受働土圧を増大させて滑り抵抗を付加する受圧フィンが固定されている土石流止め工において、前記底面板と受圧フィンとを備える幾本かの鋼管杭を下面に備え、河床面に略平行となるように埋設されて土石流の方向へ延びる鋼管製ベッドと、該鋼管製ベッドの下流部分に乗載固定され、下部分を前記鋼管製ベッドと共に埋設した状態で土石流に対面するように設置される鋼管製櫓と、を備えて土石流止め工を形成し、該鋼管製櫓の柱は前記鋼管製ベッドの左右側材をなす長尺鋼管に立設され、その鋼管製櫓の下流側部分には透水させると共に土石流をせき止める鋼管格子が形成される一方、上流側部分は土石流が鋼管製ベッド上を移動して前記鋼管格子へ到るのを可能とする門形構造となっており、前記鋼管製ベッドは前記鋼管格子の高さまで土石等が堆積しても土石流止め工を流失・転倒させることのない量の土砂を乗載することができる長さに選定されていることを特徴とする土石流止め工。
IPC (2件):
E02B 3/02 ,  E02B 7/02
FI (2件):
E02B 3/02 Z ,  E02B 7/02 B
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特公昭63-031606
  • 特公昭63-031606

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