特許
J-GLOBAL ID:200903050573714035

超音波流量計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三宅 宏 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-066324
公開番号(公開出願番号):特開平9-257539
出願日: 1996年03月22日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】 実用的な流速範囲でほどほどの分解能を確保し、しかも消費電力量を少なくする。【解決手段】 切替器7,8を図示の状態にして順方向に上流の送受波器2から下流の送受波器3に超音波パルスを送る。これをシングアラウンド方式でn回くり返し合計の伝搬時間nt1 を第2のカウンタ11で計測する。次に切替器7,8を切り替えて逆方向の測定をし、合計の伝搬時間nt2 を計測する。第2のカウンタの測定値nt1 とnt2 をマイコン4で読取り流速を演算する。流速に応じて、測定間隔とnを変える。測定中以外のときはアナログ回路の受信波検知部5の電源を切って電流を減らす。流速が大きいとnを小さくし、流速が小さいとnを大きく間隔を大きくする。
請求項(抜粋):
次の1)〜9)の要件を具備したことを特徴とする超音波流量計。1).流体の流れの中を流れと同方向あるいは斜め方向に超音波の送受をする送信側にも受信側にも働く一対の超音波送受波器(2)(3)。2).コントロール部(4)よりの送波切替え信号が順方向を示す時は下流側の送受波器(3)が、逆方向を示す時は上流側の送受波器(2)が接続されて受信波を検知する受信波検知部(5)。3).コントロール部(4)よりの送受切替え信号が順方向を示す時は上流側の送受波器(2)を、逆方向を示す時は下流側の送受波器(3)を駆動するように構成され、第1送信指令信号を入力した時に第1の駆動を行い、その後は受信波検知部(5)よりの受信波検知信号が入力されるごとに第n受信波検知信号が入力されるまで送信側の送受波器(2又は3)を駆動する送波器駆動部(6)。4).受信波検知部(5)よりの受信波検知信号を受け、n番目の受信波検知信号を検知して第n受信波検知信号を出力する第1のカウンタ(10)。5).第1送信指令信号から第n受信波検知信号までの時間を測定する第2のカウンタ(11)。6).一定の測定間隔(T)で交互に送受切替え信号を順方向と逆方向に切替え、その度に、第1送信指令信号を出力し、第n受信波検知信号を受けると第2のカウンタ(11)の測定値を読取り、流速、流量等の演算を行うコントロール部(4)。7).第2のカウンタ(11)は基準クロック発振器を有し、該発振器の出力である基準クロックを計数することで第1送信指令信号から第n受信波検知信号までの時間を測定すると共に、この時間を測定中以外は基準クロックの発振を止めるように構成され、8).受信波検知部(5)は測定中以外は電源をOFFするようにし、9).コントロール部(4)より第1のカウンタの前記nを設定できるように構成すると共に、検知した流速が比較的大きかった時は、次はnを比較的小さく設定し、流速が比較的小さかった時は、次はnを比較的大きく設定して、測定を開始すべく第1送信指令信号を出力するようにコントロール部(4)を構成する。

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