特許
J-GLOBAL ID:200903050644608959

熱可塑性ポリウレタン組成物

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-057917
公開番号(公開出願番号):特開平11-256028
出願日: 1998年03月10日
公開日(公表日): 1999年09月21日
要約:
【要約】【課題】 適度な強度を有し、伸長後の残留歪みが小さいのみならず、各種基材との接着性にも優れたフィルムやシートなどの成形品を、高生産性で製造することができる熱可塑性ポリウレタン組成物及び該組成物からなる成形品を提供すること。【解決手段】 1分子当たりの水酸基数が2.01〜2.10であり、かつ数平均分子量が500〜8000の高分子ポリオール単位、有機ジイソシアネート単位及び鎖伸長剤単位からなる、窒素原子含有率が2.5重量%以下の熱可塑性ポリウレタン(a)、数平均分子量が1500〜5000のポリエステルジオール単位、有機ジイソシアネート単位及び鎖伸長剤単位からなる、窒素原子含有率が2.6重量%以上、示差走査熱量測定で200〜220°Cに吸熱ピークを示し、この吸熱ピークから求めた結晶化エンタルピーが2〜15J/gの熱可塑性ポリウレタン(b)、並びにエチレン-α-オレフィン共重合体(c)からなり、成分(a)及び(b)の合計重量に基づいて、成分(a)を40〜80重量%、成分(b)を60〜20重量%、成分(c)を5〜250重量%の割合で含有する熱可塑性ポリウレタン組成物;並びに該組成物からなる成形品。
請求項(抜粋):
(i)熱可塑性ポリウレタン(a)、熱可塑性ポリウレタン(b)およびエチレン-α-オレフィン共重合体(c)からなる熱可塑性ポリウレタン組成物であって;(ii)前記熱可塑性ポリウレタン(a)が、1分子当たりの水酸基数が2.01〜2.10であり、かつ数平均分子量が500〜8,000の高分子ポリオール単位、有機ジイソシアネート単位および鎖伸長剤単位からなり、窒素原子含有率が2.5重量%以下の熱可塑性ポリウレタンであり;(iii)前記熱可塑性ポリウレタン(b)が、数平均分子量が1,500〜5,000のポリエステルジオール単位、有機ジイソシアネート単位および鎖伸長剤単位からなり、窒素原子含有率が2.6重量%以上であり、かつ示差走査熱量測定(DSC)で200〜220°Cの範囲に吸熱ピークを示し、この吸熱ピークから求めた結晶化エンタルピー(ΔH)が2〜15J/gである熱可塑性ポリウレタンであり;そして、(iv)熱可塑性ポリウレタン(a)および熱可塑性ポリウレタン(b)の合計重量に基づいて、熱可塑性ポリウレタン(a)を40〜80重量%、熱可塑性ポリウレタン(b)を60〜20重量%およびエチレン-α-オレフィン共重合体(c)を5〜250重量%の割合で含有していることを特徴とする熱可塑性ポリウレタン組成物。
IPC (2件):
C08L 75/04 ,  C08L 23/08
FI (2件):
C08L 75/04 ,  C08L 23/08

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