特許
J-GLOBAL ID:200903050738723999

イオンバリア乳頭浸液

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 康徳 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-523157
公開番号(公開出願番号):特表平9-500098
出願日: 1994年02月24日
公開日(公表日): 1997年01月07日
要約:
【要約】保護フィルムを形成するための乳牛に適用可能な水性保護抗菌性フィルム形成組成物。本フィルムは、乳牛の感染性乳房炎と環境性乳房炎の両方の発生を減少させるように処方され、水性基質から形成される。この基質は、ヨウ素-非イオン性複合体と、92%(好ましくは98%)を越える加水分解度を持つポリビニルアルコールと、厚み材成分とを有する。この水性混合物は、家畜の乳房や乳頭に用いて、ブドウ球菌、連鎖球菌、クレブシェラ属菌、他の病原菌からの感染を防止する保護層を形成する。本フィルムは水を用いて短時間に簡単に剥がれる。搾乳後、その組成物をもう一度かぶせて、再度搾乳するまで、家畜を感染から守る。本発明の材料は、適用後と乾燥後において、保護コーティングのフィルムとプラグが軟化して、低温度の水の中でも除去できる。
請求項(抜粋):
請求項1. 搾乳場牛群内の感染性乳房炎と環境性乳房炎の両方の発生を減少させるように処方された水性保護抗菌性フィルム形成組成物であって、水性基質内において、 (a)フィルム形成に有効な量を有し、92%を越える加水分解度を持つポリビニルアルコールと、 (b)有効な量の重合体厚み材成分と、 (c)有効な量の抗菌性ヨウ素-非イオン性複合体成分の抗菌剤とからなり、 前記保護組成物から形成されたフィルムは処置された家畜から5分未満で実質的に除去されることを特徴とする水性保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項2. 請求項1の組成物において、該ポリビニルアルコールは約15,000から100,000の間の分子量を持つことを特徴とする水性保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項3. 請求項1の組成物において、該ポリビニルアルコールは95%を越える加水分解度を持つことを特徴とする水性保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項4. 請求項1の組成物において、該ポリビニルアルコールは98%を越える加水分解度を持つことを特徴とする水性保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項5. 請求項1の組成物において、該抗菌性ヨウ素-非イオン性複合体成分は、エチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイドまたは混合物からなる重合体非イオン性成分とそれからヨウ素からなる複合体からなることを特徴とする水性保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項6. 請求項5の組成物において、該重合体成分はポリエチレンオキサイドブロック、ポリプロピレンオキサイドブロックまたは共重合体セグメントからなり、該共重合体セグメントはエチレンオキサイドブロックとポリプロピレンオキサイドブロックからなることを特徴とする水性保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項7. 請求項6の組成物において、該重合体成分はポリエトキシ化アルキルフェノールからなることを特徴とする水性保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項8. 請求項1の組成物において、厚み材はキサンタン厚み材からなることを特徴とする水性保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項9. 請求項8の組成物において、約1〜10wt%のポリビニルアルコールと約0.1〜1wt%のキサンタン厚み材を含んでなることを特徴とする水性保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項10. 請求項5の組成物において、抗菌性成分は約1〜12wt%のヨウ素-非イオン性複合体成分からなることを特徴とする水性保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項11. 搾乳場牛群内での伝染性乳房炎と環境性乳房炎の削減の方法であって、(a)搾乳場牛群内での家畜に対して、 (i)フィルム形成に有効な量を有し、92%以上の加水分解度を持つポリビニルアルコールと、 (ii)所定量のヨウ素-非イオン性複合体成分の抗菌剤 (iii)乳房の端にプラグと乳房の上にフィルムを形成する厚み材と、を有する水性保護抗菌性フィルム形成組成物を適用する工程と、(b)必要な時に、水性の洗剤と乳房を接触させることによりフィルムとプラグを、実質的に5分未満で保護成分を除去する工程、とを具備することを特徴とする伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項12. 請求項11の方法において、該フィルムとプラグは搾乳前に除去され、搾乳後、家畜は保護成分と接触させることを特徴する搾乳場牛群に於ける伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項13. 請求項11の方法において、該保護成分はさらに加えて、該成分の存在を示す着色剤を有効量を含んでいることを特徴する搾乳場牛群に於ける伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項14. 請求項11の方法において、該ポリビニルアルコールは約15,000から100000の間の分子量を持つことを特徴とする搾乳場牛群に於ける伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項15. 請求項11の方法において、該ポリビニルアルコールは95%を越える加水分解度を持つことを特徴とする搾乳場牛群に於ける伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項16. 請求項11の方法において、該ポリビニルアルコールは98%を越える加水分解度を持つことを特徴とする搾乳場牛群に於ける伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項17. 請求項11の方法において、該抗菌性ヨウ素-非イオン性複合体成分は、エチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイドまたは混合物からなる重合体非イオン性成分とヨウ素からなる複合体からなることを特徴とする搾乳場牛群に於ける伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項18. 請求項11の方法において、該重合体成分はポリエチレンオキサイドブロック、ポリプロピレンオキサイドブロックまたは共重合体セグメントからなり、該共重合体セグメントはエチレンオキサイドブロックとポリプロピレンオキサイドブロックからなることを特徴とする搾乳場牛群に於ける伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項19. 請求項11の方法において、該重合体成分はポリエトキシ化アルキルフェノールからなることを特徴とする搾乳場牛群に於ける伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項20. 請求項11の方法において、厚み材はキサンタン厚み材からなることを特徴とする搾乳場牛群に於ける伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項21. 請求項11の方法において、約1〜10wt%のポリビニルアルコールと約0.1〜1wt%のキサンタン厚み材を含んでなることを特徴とする搾乳場牛群に於ける伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項22. 請求項11の方法において、抗菌性成分は約1〜12wt%のヨウ素-非イオン性複合体成分からなることを特徴とする搾乳場牛群に於ける伝染性乳房炎と環境性乳房炎に対する処置方法。 請求項23. 水性の保護抗菌性フィルム形成組成物であって、水性基質内で (a)約98%を越える加水分解度を持つ約0.5〜10wt%のポリビニルアルコール成分と、 (b)約0.1-1wt%の有機重合体厚み材と、 (c)最終的な成分を基準として0.1〜1wt%の有効なヨウ素を含む約1〜12wt%の抗菌性ヨウ素-非イオン性複合体成分、とを有することを特徴とする水性の保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項24. 請求項23の組成物において、ヨウ素-非イオン性複合体はヨウ素と、アルキル基が6〜12の炭素数を持つエトキシ化アルキルフェノールと、5〜20モルのエチレンオキサイドからなることを特徴とする水性の保護抗菌性フィルム形成組成物。 請求項25. 請求項23の組成物において、厚み材はキサンタン厚み材からなることを特徴とする水性の保護抗菌性フィルム形成組成物。
IPC (6件):
A61K 33/18 AEZ ,  A01K 13/00 ,  A61K 9/70 388 ,  A61K 47/32 ,  A61K 47/34 ,  A61K 47/36
FI (6件):
A61K 33/18 AEZ ,  A01K 13/00 D ,  A61K 9/70 388 ,  A61K 47/32 D ,  A61K 47/34 Z ,  A61K 47/36 D

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