特許
J-GLOBAL ID:200903050758682288

免疫原のリソソーム標的

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-517149
公開番号(公開出願番号):特表平8-505878
出願日: 1994年01月21日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】本発明者等はタンパク質類をエンドソーム/ライソゾーム小室(コンパートメント)に導く標的化シグナルを発見し、さらに管腔抗原ドメインおよび細胞質側エンドソーム/ライソゾーム標的シグナルを含むキメラタンパク質が抗原を効率的に上記小室に案内し、該小室内において抗原ドメインが処理され、生じるペプチドが主要組織適合性(MHC)クラスII分子と一緒になって細胞表面に提示されることを示した。エンドソーム/ライソゾームの標的配列に結合した望みの抗原をコードするキメラDNAを、免疫用ベクターに挿入したものは、キメラ遺伝子を細胞に導入することができ、その細胞内で組換え抗原が発現されてエンドソーム/ライソゾームの小室に導かれる。その結果、抗原はより効率的にMHCクラスII分子と結合し、当該組換え抗原に特異的なCD4+T細胞のin vivoにおける高めた刺激をあたえる。このようなライソゾーム標的シグナルを含むキメラ構築物により、抗原をエンドソーム/ライソゾームの小室に配達することは、CD4+MHCクラスII制限免疫応答を剌激することを目的とするワクチン接種もしくは免疫方法において有用である。
請求項(抜粋):
(a)(1)下記抗原の少なくとも一つのエピトープをコードする配列を含むN-末端ドメイン、(2)膜貫通ドメイン、および(3)下記DNA配列から発現したタンパク質をライソゾーム/エンドソーム小室(コンパートメント)に導く、エンドソーム/ライソゾーム標的化シグナルを含む細胞質側ドメイン、をコードするDNA配列;および (b)主要組織適合性(MHC)クラスII分子;を発現する抗原提示細胞よりなる、動物において抗原に対する免疫応答を誘発するためのワクチン組成物。
IPC (9件):
A61K 48/00 ,  A61K 39/00 ABA ,  C07K 5/107 ,  C07K 7/06 ,  C07K 7/08 ,  C07K 14/74 ,  C12N 15/09 ZNA ,  C12N 5/10 ,  C12P 21/02
FI (2件):
C12N 15/00 ZNA A ,  C12N 5/00 B

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