特許
J-GLOBAL ID:200903050812851821
高密度布帛の製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
奥村 茂樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-356887
公開番号(公開出願番号):特開平6-184928
出願日: 1992年12月21日
公開日(公表日): 1994年07月05日
要約:
【要約】【目的】 染色によるイラツキの少ない高密度布帛を製造する方法を提供する。【構成】 ある特定の分割型ポリエステル系繊維で構成された糸条を準備する。一方、ある特定のポリエステル系太繊度繊維で構成された糸条を準備する。両糸条を交絡させて交絡糸条を得る。交絡数は30〜100回/メートルである。この交絡糸条を用いて、生地を製編織する。そして、この生地中の分割型ポリエステル系繊維を分割処理し、この生地を収縮処理し、またこの生地を染色加工する。以上のようにして高密度布帛を得る。分割型ポリエステル系繊維は、極細繊維が複数本、接合剤によって接合されてなる。接合剤のアルカリ溶解性は、極細繊維よりも大である。極細繊維は、その構造単位として、2,2-ビス[4-(β-ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパン又はそのエチレンオキサイド付加体を含有する共重合ポリエステルで形成されており、その染色性が向上している。
請求項(抜粋):
下記(1)〜(7)の要件を満足する分割型ポリエステル系繊維で構成された糸条と、下記(8)〜(10)の要件を満足するポリエステル系太繊度繊維で構成された糸条とを、交絡数が30〜100回/メートルとなる如く交絡させて交絡糸条を得た後、該交絡糸条を用いて生地を製編織し、しかる後、該分割型ポリエステル系繊維を分割処理すること、該生地を収縮処理すること、及び該生地を染色加工することを特徴とする高密度布帛の製造方法。記(1)該分割型ポリエステル系繊維は、ポリエステル系極細繊維が複数本接合されてなること。(2)複数本の該ポリエステル系極細繊維は、ポリエステル系接合剤によって接合されていること。(3)該ポリエステル系接合剤のアルカリ溶解性は、該ポリエステル系極細繊維よりも、大であること。(4)該ポリエステル系極細繊維は、その断面が異型であって、且つ少なくとも一つの鋭角を持つこと。(5)該ポリエステル系極細繊維の繊度は、0.05〜0.3デニールであること。(6)該ポリエステル系極細繊維は、共重合ポリエステルで形成され、該共重合ポリエステルは、その構造単位として、2,2-ビス[4-(β-ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパン又はそのエチレンオキサイド付加体を含有すること。(7)該ポリエステル系極細繊維の熱水収縮率は、該ポリエステル系太繊度繊維の熱水収縮率よりも小さいこと。(8)該ポリエステル系太繊度繊維の熱水収縮率は、10〜50%であること。(9)該ポリエステル系太繊度繊維の最大熱応力値は、0.4g/デニール以上であること。(10)該ポリエステル系太繊度繊維の繊度は、1.5〜10デニールであること。
IPC (10件):
D06M 11/38
, D01F 6/62 302
, D01F 6/62 303
, D01F 6/62
, D01F 6/84
, D01F 8/14
, D02G 3/04
, D02G 3/22
, D03D 15/00
, D04B 21/00
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