特許

J-GLOBAL ID：200903050846921519

セルラ移動通信方式

発明者： 秦 正治 ,  坂本 正行
出願人/特許権者： 日本電信電話株式会社
代理人 (1件)： 三好 秀和 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平3-212169
公開番号（公開出願番号）：特開平5-055988
出願日： 1991年08月23日
公開日（公表日）： 1993年03月05日
要約：

【要約】 (修正有)【目的】 移動速度に関わらず高品質で周波数利用率の高い大容量の通信方式を提供する。【構成】 小セル21〜24を包含するセル16をエリアとする制御基局15、複数の制御基地局を集中的に制御する集中制御局14、小セルに設けられた基地局17〜20、複数の基地局および制御基地局を接続するループ状伝送路25を設け、各基地局は通信中の移動局の受信品質情報を送出し、各基地局は受信するとともに中継し、制御基地局はこの受信品質情報を監視して、所定の第1の条件を満たした場合に、当該基地局の通信チャネルから自己のセル内の空きチャネルに切り替え、移動局がセル間を移動する場合には、集中制御局が制御基地局間でチャネルを切り替え、制御基地局は移動局の電波をセル内の各基地局に受信させて受信品質情報を監視し、所定の第2の条件を満たした場合に、最も良好な受信品質の基地局の空き通信チャネルに切り替えて、移動局が小セル間を移動する場合には、基地局間でチャネルを切り替えて通信を継続させる。

請求項（抜粋）：

各々複数の小セルを包含するセルを自己のエリアとする複数の制御基地局と、複数の制御基地局を集中的に制御する集中制御局と、各セル内における複数の小セルにそれぞれ設けられた複数の基地局と、各セルにおける複数の基地局および制御基地局をループ状に接続するループ状伝送路とを設け、各基地局は通信中の移動局の受信品質情報、自局の識別符号および移動局との通信に使用している通信チャネルの番号からなる信号をループ状伝送路に送出し、各基地局はループ状伝送路に接続されている上記基地局からの該信号を受信するとともに下位基地局に中継し、制御基地局は各基地局がループ状伝送路に送出する通信中の移動局の受信品質情報を監視して、受信品質が所定の第1の条件を満たした場合に、通信を行っている当該基地局の通信チャネルから自己のセルに割り当てられている通信チャネル内の空き通信チャネルに切り替えて通信を継続させ、移動局がセルをまたがって移動する場合には、集中制御局が制御基地局間でチャネルを切り替えて通信を継続させ、制御基地局は制御基地局の通信チャネルで通信中の移動局の電波をセル内の各基地局に受信させて各基地局がループ状伝送路に送出する受信品質情報を監視し、受信品質が所定の第2の条件を満たした場合に、最も良好な受信品質の基地局の空き通信チャネルに通信チャネルを切り替えて通信を継続させ、移動局が小セルをまたがって移動する場合には、基地局間でチャネルを切り替えて通信を継続させることを特徴とするセルラ移動通信方式。