特許
J-GLOBAL ID:200903050847934371

非線形歪補償回路における位相設定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井桁 貞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-180162
公開番号(公開出願番号):特開平6-030059
出願日: 1992年07月08日
公開日(公表日): 1994年02月04日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 ADコンバータ,サンプルホールド回路,DAコンバータ,位相差演算回路等を用いずに高精度の位相測定を可能とし、回路規模を小形化する。【構成】 直交復調器70の出力の同相分I'から直交分Q'を減算する減算回路1と、減算結果の電圧Vと基準電圧V0と、比較回路2と、比較出力が負極性の時の出力TRG-SIGおよび外部入力のバースト信号と送信ON信号とにより局部発振器90の出力の搬送波の位相を変移する無限移相器80に所定の位相範囲ΔΦを掃引させる制御回路3と、掃引開始と掃引停止トリガとにより、無限移相器80に所定ΔΦを掃引させる制御信号X,Yを送出する掃引制御回路4とを具え、局部搬送波の位相を、送信バーストの立上りを徐々にする送信値固定のランプビットの固定パターンの或るタイミングで正しい位相に設定する。
請求項(抜粋):
TDMA方式で 4相PSK 変調等の直交変調されたバーストを送信する送信回路の、入力の2系列のベースバンドを直交変調器へ出力するベースバンド回路(10)と、DA変換器(20)と、低域フィルタ(30)と、歪加算器(40)と、局部搬送波を直交変調する前記直交変調器(50)と、其の変調出力を非線形増幅する高出力増幅器(60)と、其の出力(Pout)を前記局部搬送波で直交復調する直交復調器(70)と、該局部搬送波の位相を任意に変移する無限移相器(80)と、該局部搬送波を発生する局部発振器(90)と、前記直交復調器の出力(I',Q')の歪を検出する歪検出器(100) と、其の出力歪の補償信号を前記歪加算器(40)へ出力するループスイッチ(110) からなるカルテシアン型歪補償回路付き送信回路の出力(Pout)を直交復調し入力側へ帰還する前記直交復調器(70)の出力(I',Q')の位相を設定する方法において、該直交復調器(70)の出力(I',Q')の同相分(I')から直交分(Q')を減算する減算回路(1) と、其の減算結果(I'-Q') の電圧(V) を基準電圧(V0)と比較する比較回路(2) と、其の比較結果の差が負極性(L)の時に出力する検出信号(TRG-SIG)および外部入力のバースト信号と送信ON信号とにより前記局部発振器(90)の出力の搬送波の位相を変移する無限移相器(80)に所定の位相範囲 (ΔΦ)を掃引させる掃引開始のタイミングと掃引停止のタイミングを発生する制御回路(3) と、其の出力タイミングの掃引開始トリガ(STR-TRG)と掃引停止トリガ(STP -TRG)とにより、該無限移相器(80)に所定の位相範囲(ΔΦ)を掃引させる制御信号(X,Y)を生成し送出する掃引制御回路(4) とを具え、前記直交復調器(70)への局部搬送波の位相を、送信バーストの立上りを徐々にする送信値固定のランプビットの或るタイミングで、該無限移相器(80)に所定の位相範囲(ΔΦ)を掃引させることで、直交復調器(70)の出力(I',Q')の位相(tan-1Q'/I')を直交変調器(50)の入力(I,Q) の位相(tan-1Q/I)に等しくなるように設定することを特徴とした非線形歪補償回路における位相設定方法。
IPC (3件):
H04L 27/20 ,  H04B 7/26 ,  H04J 3/00

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