特許
J-GLOBAL ID:200903050938711170

多重搬送波伝送システムにおける、あるいはそれに関する改良

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武石 靖彦
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-512556
公開番号(公開出願番号):特表2000-517508
出願日: 1997年09月01日
公開日(公表日): 2000年12月26日
要約:
【要約】送信パラメータの動的変更があり得るような、DMTシステム等の2方向多重搬送波伝送システムにおいては、送信パラメータが変化する時点で送信機と受信機との間の同期化を維持するために幾つかの手段が提供されていなければならない。こうした過程の第1段階では、アクティブな通信過程に含まれるトランシーバからトランシーバへのパラメータの変更通知は、遅い伝送チャネル、即ち制御チャネルを通じて行われる必要がある。その結果、トランシーバの同期化は同時に、即ち既定のDMT記号から調整される。時間同期的なこうした調整は、最少の費用で達成されなければならない。
請求項(抜粋):
1.周知の記号シーケンスが送信されるパイロット搬送波からタイミングデータを抽出することによって受信機サンプリングクロックが送信機のサンプリングクロックと同期されるような、直交搬送波を使用する多重搬送波伝送システムと共に使用するための受信機であって、動的送信パラメータの変更に関するデータが送信される制御チャネルを受信するための制御チャネル手段と、前記パイロット搬送波からタイミングデータを抽出し、前記動的送信パラメータの変更が実行される記号を唯一的に認識する相関手段と、を含むことを特徴とする受信機。 2.前記多重搬送波伝送システムがDMT伝送システムであることを特徴とする、請求項1に記載の受信機。 3.前記多重搬送波伝送システムがDMTを基礎とするベースのVDSLシステムであることを特徴とする、請求項1または2に記載の受信機。 4.前記周知記号シーケンスが良質の自動相関特性を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の受信機。 5.前記周知記号シーケンスが短い擬似ランダムシーケンスであることを特徴とする、請求項4に記載の受信機。 6.前記周知記号シーケンスが最終記号を有し、前記最終記号が、送信パラメータ変更の実施に同意した記号の直前においてDMT記号で送信され、またフレームとサンプルクロックとの同期を維持するために前記受信機が前記最終記号を認識し前記サンプルクロックを調節するように構成されていることを特徴とする、請求項2〜5のいずれか1項に記載の受信機。 7.前記伝送パラメータがビットローディングと、エネルギーローディングと、制御チャネル周波数とを含むことを特徴とする、請求項6に記載の受信機。 8.前記受信機が、前記サンプルクロックをその位相の調整に影響を与えることなく調節するように構成されていることを特徴とする、請求項6または7に記載の受信機。 9.前記受信機が、前記制御チャネルを通じて伝送された番号付間隔に関するデータを受信するように構成されていることを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の受信機。 10.送信機と受信機とを含むトランシーバであって、前記受信機が前記請求項のいずれかに記載の受信機であることを特徴とするトランシーバ。 11.受信機サンプリングクロックがパイロット搬送波に位相ロックされるような直交搬送波を使用する多重搬送波伝送システムであって、請求項10に記載の2つのトランシーバを含むことを特徴とする多重搬送波伝送システム。 12.周知の記号シーケンスが送信されるパイロット搬送波からタイミングデータを抽出することによって受信機サンプリングクロックが送信機のサンプリングクロックと同期されるような直交搬送波を使用する多重搬送波伝送システムに於いて、動的送信パラメータの変更を補正する方法であって、送信機と受信機との間で周知の記号シーケンスを連続的に伝送する選択された搬送波を使用することと、前記周知記号シーケンスを使用して受信機サンプリングクロック位相を調節し、前記周知シーケンスが、相関によって抽出可能なタイミング情報を正確に再生する自動相関特性を備えた既定の記号パターンを有し、前記既定パターンの最終記号が、動的送信パラメータの変更に同意した記号の前に伝送システム記号で送信されることを特徴とする方法。 13.前記多重搬送波伝送システムがDMTシステムであることを特徴とする、請求項10から12のいずれかに記載のトランシーバ、多重搬送波伝送システムまたは方法。 14.前記多重搬送波伝送システムがDMTを基礎とするVDSLシステムであることを特徴とする、請求項13に記載のトランシーバ、多重搬送波伝送システムまたは方法。 15.周知の記号シーケンスが送信されるパイロット搬送波からタイミングデータを抽出することによって受信機サンプリングクロックが送信機のサンプリングクロックと同期されるような、直交搬送波を使用し少なくとも2基のトランシーバを含む多重搬送波伝送システムであって、動的送信パラメータの変更に関するデータを伝送することのできる制御チャネルが提供されていることと、受信機が自動相関によって前記パイロット搬送波からタイミングデータを抽出するように適合化されていることを特徴とし、前記タイミングデータが、前記動的送信パラメータの変更が実行されるべき記号を唯一的に認識する多重搬送波伝送システム。 16.前記多重搬送波伝送システムがDMT伝送システムであることを特徴とする、請求項15に記載の多重搬送波伝送システム。 17.前記多重搬送波伝送システムがDMTを基礎とするVDSLシステムであることを特徴とする、請求項15または16に記載の多重搬送波伝送システム。 18.前記周知記号シーケンスが良質の自動相関特性を有することを特徴とする、請求項15から17のいずれかに記載の多重搬送波伝送システム。 19.前記周知記号シーケンスが短い擬似ランダムシーケンスであることを特徴とする、請求項18に記載の多重搬送波伝送システム。 20.前記周知記号シーケンスが最終記号を有し、前記最終記号が、送信パラメータの変更に同意した記号の直前においてDMT記号で送信され、またフレームとサンプルクロックとの同期を維持するために受信機が前記最終記号を認識し前記サンプルクロックを調節するように構成されていることを特徴とする、請求項16から19のいずれかに記載の多重搬送波伝送システム。 21.前記伝送パラメータがビットローディングと、エネルギーローディングと、制御チャネル周波数とを含むことを特徴とする、請求項20に記載の多重搬送波伝送システム。 22.直交搬送波を使用し少なくとも2基のトランシーバを含む多重搬送波伝送システムに於いて、周知の記号シーケンスが伝送されるパイロット搬送波からタイミングデータを抽出することによって受信機サンプリングクロックを送信機のサンプリングクロックと同期させる方法であって、動的送信パラメータの変更に関するデータが伝送される制御チャネルが構成されていることと、受信機が自動相関によって前記パイロット搬送波から前記動的伝送パラメータの変更が実行されるべき記号を唯一的に認識するタイミングデータを抽出するように適合化されていることを特徴とする方法。 23.前記多重搬送波伝送システムがDMT伝送システムであることを特徴とする、請求項22に記載の方法。 24.前記多重搬送波伝送システムがDMTを基礎とするVDSLシステムであることを特徴とする、請求項22または23に記載の方法。 25.前記周知記号シーケンスが良質の自動相関特性を有することを特徴とする、請求項22から24のいずれかに記載の方法。 26.前記周知記号シーケンスが短い擬似ランダムシーケンスであることを特徴とする、請求項25に記載の方法。 27.前記周知記号シーケンスが最終記号を有することと、前記最終記号を送信パラメータの変更に同意した記号の直前においてDMT記号で送信することと、受信機ではフレームとサンプルクロックとの同期を維持するために前記最終記号を認識し前記受信機のサンプルクロックを調節することを特徴とする、請求項23から26のいずれかに記載の方法。 28.前記伝送パラメータがビットローディングと、エネルギーローディングと、制御チャネル周波数とを含むことを特徴とする、請求項27に記載の方法。
IPC (5件):
H04J 11/00 ,  H04L 7/027 ,  H04L 27/34 ,  H04M 3/00 ,  H04M 11/00 302
FI (5件):
H04J 11/00 Z ,  H04M 3/00 C ,  H04M 11/00 302 ,  H04L 27/00 E ,  H04L 7/02 A

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