特許
J-GLOBAL ID:200903050966816581

四輪駆動システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩野 平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-235612
公開番号(公開出願番号):特開2001-059529
出願日: 1999年08月23日
公開日(公表日): 2001年03月06日
要約:
【要約】【課題】 センターデファレンシャル装置に代わる機能と、デファレンシャル装置の差動制限機能を、ツインビスカスカップリングに担わせるとともに、駆動トルクの分離設定を行うことができる四輪駆動システムを提供する。【解決手段】 ツインビスカスカップリング50は、フロントデファレンシャル装置20のデファレンシャルケース26及びフロント右ドライブシャフト22と、プロペラシャフト40との間に介在される。ツインビスカスカップリング50は、左側及び右側作動室59,60内におけるインナープレート及びアウタープレートの相対回転に伴う粘性流体の剪断抵抗により、プロペラシャフト40に連結された外側回転体51と、フロントデファレンシャル装置20のデファレンシャルケース26に連結された左内側回転体54、及びフロント右ドライブシャフト22に連結された右内側回転体55との間でトルク伝達を行う。
請求項(抜粋):
車両前部の左側及び右側車輪(23,24)にそれぞれ駆動力を伝達する車両前部の左側及び右側ドライブシャフト(21,22)と、車両後部の左側及び右側車輪(33,34)にそれぞれ駆動力を伝達する車両後部の左側及び右側ドライブシャフト(31,32)と、車両前部及び車両後部のドライブシャフト(21,22;31,32)間で駆動力を伝達するプロペラシャフト(40)とを備えた四輪駆動システム(10)において、車両前部及び車両後部の左側及び右側ドライブシャフト(21,31;22,32)間にそれぞれ介在され、各ドライブシャフト(21,22;31,32)間の差動を行うフロント及びリヤデファレンシャル装置(20,30)と、フロントデファレンシャル装置(20)、及び該フロントデファレンシャル装置(20)を間に介在される左側及び右側ドライブシャフト(21,22)のいずれか一方(22)と、プロペラシャフト(40)との間に介在され、一対の作動室(59,60)内におけるアウター及びインナープレートの相対回転に伴う粘性流体の剪断抵抗により、外側回転体(51)及び一対の内側回転体(54,55)間でトルク伝達を行うツインビスカスカップリング(50)とを備え、前記フロントデファレンシャル装置(20)は、各ドライブシャフト(21,22)の端部にそれぞれ固定された一対のサイドギア(25)、及び該サイドギア(25)にそれぞれ噛合され、デファレンシャルケース(26)と一体的に回転する一対のピニオンギヤ(27)の組み合わせにより、各ドライブシャフト(21,22)間の差動を機械的に行い、かつ、前記ツインビスカスカップリング(50)は、プロペラシャフト(40)と一体的に回転する外側回転体(51)と、外側回転体(51)と同一軸線周りに相対回転可能で、かつ、前記フロントデファレンシャル装置(20)のデファレンシャルケース(26)、及びツインビスカスカップリング(50)を介在される前記一方のドライブシャフト(22)とそれぞれ一体的に回転する一対の内側回転体(54,55)と、外側回転体(51)と各内側回転体(54,55)との間にそれぞれ設けられ、粘性流体を封入された一対の作動室(59,60)と、各作動室(59,60)内にそれぞれ軸線方向に所定の間隔をあけて複数設けられ、外側回転体(51)と一体的に回転するアウタープレートと、各作動室(59,60)内におけるアウタープレート間にアウタープレートと交互に、軸線方向に所定の間隔をあけて複数設けられ、各内側回転体(54,55)とそれぞれ一体的に回転するインナープレートとを有することを特徴とする四輪駆動システム(10)。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-251636
  • 特開昭63-251636

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