特許
J-GLOBAL ID:200903050973002930

時計の二番車

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-210787
公開番号(公開出願番号):特開平5-196747
出願日: 1986年11月19日
公開日(公表日): 1993年08月06日
要約:
【要約】【目的】 合成樹脂製の軸部11aに合成樹脂製の歯車部11cをスリップ可能に一体化する時計の二番車11において、適度で安定したスリップトルクを得ることができるようにする。【構成】 合成樹脂製で軸部11aを1次成形した後、歯車部11cの成形時に金型内に軸部11aを挿入して軸部11aに歯車部11cをスリップ可能に一体化すると共に、軸部11aに軸方向に垂直に突出する突出部cを形成し、この突出部cに軸方向の少なくとも一方側の面が傾斜面に形成され先端に向うに従い細くなる形状の先端部を形成し、歯車部11cは突出部cの先端部の軸方向の一方側の傾斜面の途中まで覆うように形成する。軸部11aに歯車部11cが一体化された後に軸部11a及び歯車部11cの樹脂の熱変形温度以下の高温の鉱物油に数時間漬けることにより軸部11aの突出部cの先端部と歯車部11cとの接合面に油の皮膜を形成した。
請求項(抜粋):
筒カナ部を有する合成樹脂製の軸部及び合成樹脂製の歯車部からなり、前記軸部を1次成形した後、前記歯車部の成形時に歯車部成形用金型内に前記軸部を挿入することにより、前記歯車部を前記軸部にスリップ可能に一体化してなる時計の二番車であって、前記軸部には軸方向に垂直に突出する突出部が形成され、かつこの突出部の先端部は前記軸方向の少なくとも一方側の面が傾斜面に形成されて先端に向うに従い細くなるように形成され、前記歯車部は前記突出部の先端部の前記軸方向の他方側を覆うと共に前記一方側を前記傾斜面の途中まで覆うように形成され、前記軸部に前記歯車部が一体化された後に前記軸部及び前記歯車部の樹脂の熱変形温度以下の高温の鉱物油に数時間漬けられることにより前記軸部の突出部の先端部と前記歯車部との接合面に油の皮膜が形成されてなる時計の二番車。
IPC (3件):
G04B 13/02 ,  F16H 55/06 ,  F16H 55/17

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